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第17回箕輪城まつり

例年10月の最終日曜日に開催される恒例の箕輪城まつり、今年も開催。


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令和初のまつりポスター

これを見ると秋本番といった感じで、近年は毎回足を運んでいます。11月になると上州山城シーズンのプレシーズンが開幕するので(ベストシーズンは12月から2月まで)、ちょうどこのまつりの開催時が年間を通しての探訪スタイルの転換を行う時期でもあります。

前々回、前回と少し詳細に書きすぎたきらいがあるので、今回は意図的に例年よりも抑えた内容で紹介します。

開催日当日。9:20から箕郷支所で出陣式が開始しますが、今回も私はパス。例によって昼頃にメイン会場の箕輪城へ着くようにのんびり出発。前回の経験からどうせ東側の新しい駐車場は使えないだろうと考え、箕輪小学校の臨時校庭駐車場へ。


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駐車場からは前回同様無料のシャトルバスで箕輪城の二の丸まで。やはり去年同様誘導員や運転手が皆シルバーで、昼めし食ってるからとしばらく待たされたのでその間にプログラムを眺める。内容は例年と変わり映えなさそう。ちなみに箕小から直接会場まで歩いていくこともできますが、若干の登りの山道となるのでバスを使う方が便利です。

二の丸に着くと帰りのバス待ちの列ができており、今年も結構人が入っているようです。本丸ではメインイベントが始まる前の催しが行われており、私が着いたときは獅子舞の奉納が行われていました。その後前回も見た新陰流の演武が行われましたが、撮影は可だがネット上への公開は禁止というアナウンスが流れたのでここでは載せません。去年はアナウンスなかったので載せちゃったけど。この間に無料のなめこ汁もいただきました。おいしい。あとココイチも来てます。



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鉢形城嵐山鉄砲隊による火縄銃演武。昨年見ているので今年は遠目で眺める程度にしようというのが上の写真。きれいな雁行の陣を敷いています。1発目を発砲すると客席から「お~」というどよめきが出てなんか面白い。結局近くによって見学しちゃいました。



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先ほどプログラムを見てあまり変わり映えしていないと述べましたが、一点だけ新しい企画がありました。遠方賞の発表がそれで、遠方から来場してくれた方に、地元の超優良企業(とアナウンスされた)のJAはぐくみから提供された地元特産の梅のお土産が手渡されるというもの。贈呈者は5名で、距離の遠い順に順位が決まります。1位の方はアメリカのシアトルからの来場者で、会場からは「それはずるいわ勝てないわ~」みたいなリアクションがもれます。2位以降は筑前国、紀伊国、尾張国、越後国という順番でしたが、2名の方が現れず、呼ばれたときに会場にいないと次点に繰り下がるシステムとのことで代わりに武蔵國在住の方2名が当選しました。埼玉くらいだったら「自分の方が遠くから来ている」という人がほかにもいそうでしたけど、事前に申請しておかないといけないのでしょうねきっと。


13:30 開会式開始
実行委員長の開会宣言、奉賛会会長の主催者挨拶から始まり、来賓祝辞へ。今回山本一太群馬県知事が登場するんじゃないかなと少し思っていたのですが、出てきませんでしたね。参議院議員だった去年は祝辞を送ってきていましたが、このまつりは県の関与は小さいようです。っていうか今回高崎市長が公務のため欠席で副市長が来てましたが、国会議員が3人(小渕優子衆議院議員、清水真人参議院議員+朝の出陣式に福田達夫衆議院議員)も足を運ぶまつりに市長が欠席するとはいったいほかにどんな公務があったのか気になりますね。あと例年だと小渕議員以外は話がつまらない単調であることが多くあまり記憶に残らないのですが、今回は主催者挨拶で「現天皇が昭和54年の独身時代にこの城を訪れたという記録が残っている。ぜひ天皇皇后両陛下にまた訪問していただきたい」という話が出たのでさすがに記憶に残りました。行幸が実現したら大変なことですね。


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小渕優子衆議院議員

相変わらずお話が上手。


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清水真人参議院議員

初めてお顔を拝見しました。


13:50~ 鎮魂祭
あ~これは絶対にやるのですね。やるならアトラクションをやる前にするべきだと毎回思うのですが、実行委員会に頭の固い爺さんが勢ぞろいしてそうなので今後も永久にこのタイミングで行いそうです。タイムテーブルをオーバーして20分以上むにゃむにゃやってましたが、この時間ずっと整列したまま立たされている参加者がかわいそうとしか言いようがない。


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前回までだと鎮魂祭の間ずっと鎮魂の棒のそばに立たされていた小渕議員でしたが、さすがに頭の固い実行委員会もそこは空気を読んだのか、今回は最後の5分間くらいだけの参列で済むようになったようです。ということでそれまでの15分間ほどをテント内で待機していただいたわけですが、ちょうどその場所が自分の真ん前であったという。私が座っている場所の前に後から議員が座られたので、私がそのままそこにいることに関して咎められることはありませんが、不審な行動をするとSPにつまみ出されそうなのでこの15分間はちょっと緊張してしまいました。ただでさえ見どころ皆無の鎮魂祭の時間であるというのに。

このあたりから急にあやしい雲が湧いてきました。先ほどまでは日差しが厳しい晴天で、来賓あいさつでも「好天に恵まれ」という言葉が連発していたほどであったのですが。これは変なタイミングで鎮魂をやるもんだから英霊たちの怒りを買ったか。


14:14~ 着到式
鎮魂祭が無駄に長引いたため予定から10分近く遅れてのスタート。長野軍大将長野業盛による着到状読み上げが行われ、攻防戦が開始されます。このメインイベントでは今年も講談師の神田山緑さんがナレーションなどの総合司会を担当します。

今回のストーリーは原点に返って侵攻してくる武田軍(先鋒真田勢)に対する西上州武士団の戦いの絵巻。第1部で両陣営の槍合わせが行われた後、第2部は真田信綱と羽尾幸全による一騎打ち。ちなみに第1部の時点でついに雨が降ってきました。

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黒い陣羽織を羽織り強者オーラを出すのが羽尾幸全。一般的にはマイナー武将ですがここでは武田の侵攻に抵抗する長野家のお味方。信綱の従者を切り捨て、信綱本人と一騎打ち。信綱も背中の六文銭からこちらも強者オーラがひしひしと伝わり、さすが武田二十四将の一人といった出で立ち。力量互角の両者による一進一退の攻防は大変見ごたえあり。最終的には本陣からの帰還命令を受けた信綱が兵を引いたことで決着つかずの引き分けとなりました。



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第3部の合戦。雨も強くなってきて参加者は大変そうです。兵士役の男の子が侍女役の女の子にかぶってた傘帽子を渡しているところを見ておーやさしいと思った。たしかにこれ、雑兵役の方が雨に対しては装備の面で機能に優れてるんですよね。雑兵帽子とフェルト鎧が雨合羽の役割を果たしているので。侍女役の方は頭を守るものがないうえ着物なので動きにくくびしょ濡れ。


第4部。多比良友定の出陣のパートですが、雨がいよいよ本降りに・・・

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なんかもう雨が強すぎてストーリーを把握するどころではなくなっていたのですが、たぶんこの女性が多比良友定役と思われます(違ったらsorry)。素早い身のこなしで二人の朱武者を相次いで討ち取り。


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ここで本陣壇上に残り戦況を見守っていた方々も本降りの雨を受け退陣。ついに本陣が講談師一人となる異常事態に・・・


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多比良友定、3人目の武将と対陣。ここで雨は本降りどころかゲリラ豪雨に。



ゲリラ豪雨の様子

ゲリラ豪雨とか季節は真夏かって感じですよね。確かにこの日は日差しが厳しく夏かと思うほど暑かったので途中からずっとテントの中にいましたけど。


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この天候を受け攻防戦は一時中断。最後まで持ち場を守っていた講談師もついに避難しました。今回一番大変だったのはこの講談師さんだったと思います。それでも雨で台本がぐしゃぐしゃになる中、アドリブを交えつつ観覧者を楽しませる話を続けていたのはさすがプロと感じました。
しかしさすがにこれはもう続行不能と思われましたが・・・


少し時間を置いた後、なんと続行するというアナウンスが!
全7部のうち5部と7部の合戦を省略し、6部の上泉秀綱の夜襲だけ最後に行うとのこと。


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雨の降りしきる中、単騎敵陣に斬り込む秀綱と、迎え撃つ猛者三人。

ここからの攻防は、足場の悪い中にあって最大限のパフォーマンスであったと思います。


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一人、二人と打ち破り、最後の決戦


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・・・ここまで来るともう結末とかはそれほど重要ではありません。雨によるものか演技なのかもわからない転倒も何度かありましたが、見事な攻防を鑑賞することができました。このような悪条件でのパフォーマンスは通常目にすることはできないので、最後まで残っていた人はめったに見れないものを見ることができたわけです。得しましたね。



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ラストシーン。ビニールシートの雨よけを構築していた長野軍面々が中央へ移動するとき、シートを掲げたままムカデみたいにぞろぞろ進んでくる光景は面白かった。そして中央で勝鬨を上げる瞬間、日が出てきてお天気雨になりました。



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無事に?閉会式

みんな雨に打たれて大変でしたね。お疲れさまでした。

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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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