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仁田山城② ~圧巻の三連堀切~

その①

仁田山城の本丸に到着。この城の大きな見どころは本丸のその先にあります。


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本丸を奥に進んでいくと堀切が登場。しっかりとした堀切があるとは話に聞いていましたが、実際目にすると想像のサイズを超えていました。深さは4mほどで、両側面は竪堀となって落ちています。一部岩盤を削っているように見えるなかなか強烈な堀切です。




動画にて



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堀切を越え対岸から。やはり強烈。



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堀切を越えた先の郭が二の丸。資料の表記によると、この城は本丸の南側に南第二郭、南第三郭・・・と続き、本丸の北西側に二の丸、三の丸と配置する縄張りとなっています。二の丸は本丸をわずかに狭めたような形状で、一部土塁状の土盛りが残っています(標柱の写真背後に写っているのがそれ)。



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二の丸の先にある二つ目の堀切。一つ目の堀切と同等かそれ以上の規模で、城内最大級のもの。この堀切も両端は竪堀となって斜面を落ちていきます。



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対岸側から。この堀切は美しい。しばし見とれてしまいました。



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二つ目の堀切の先が三の丸。この郭は二の丸に面する部分は二の丸と同等の高さがありますが、北側は一段低い小郭となっています。



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その先にある三つ目の堀切。中央部は土橋状に削り残されています。



IMG_3474.jpg
対岸の尾根の基部側から。高低差の影響もありこちら側から見たほうがより堀切の威力が伝わります。

仁田山城の主要な城域はここまでと思われ、この先は未加工の自然地形となっています。ただ、資料の図には尾根基部から西に離れたところに別の堀切が描かれており、搦手の表示が見て取れます。この場所までそうそう簡単に来れるものではないので、そこまで足を延ばしてみます。



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尾根の先は緩やかなピークとなっており、そこから四方に尾根筋が伸びています。西側に向かってすぐに鞍部のような地形がありますが、さすがにこれは堀切とは言わんだろと思い尾根筋をさらに西へ。



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200mほど進み、平坦な道が急登に差し掛かる手前の鞍部にありました、最後の堀切。これで西側からの尾根続きを分断しています。




写真だと判別つきにくいので動画にて



この尾根筋をひたすら突き進むと谷山城に行き当たるというのですが、この最後の堀切の先の登りを見てあっさり断念。谷山城へは後日別ルートからアタックします。

帰路、尾根筋を引き返し、3つの堀切を突破して本丸へ。毎度撤退戦の時に堀切の効果を実感します。




例えばこんな感じで



IMG_3507.jpg
何の爪痕?




所在:群馬県桐生市川内町5丁目
評価:★★★☆ 50選に認定

制度そのものを忘れるほどの超久々の新規50選認定。遺構のない城館探訪も十分楽しめますが、たまにはこういういかにもな城巡りも悪くありません。仁田山館の項でも触れましたが、仁田山城は里見家連や里見勝広らが城主となったが、桐生氏や上杉氏、由良氏らによって攻められ、城はその都度落とされています。このあたりの経緯については資料によって食い違いがあるので確実なことは言えませんが、幾多の戦乱の舞台となった城であることは間違いありません。
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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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