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第16回箕輪城まつり

2018年10月28日 快晴

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やってきました箕輪城まつり。去年は台風直撃により中止となりましたが、今年は雲一つない秋晴れとなりました。というか日陰にいないと猛烈に暑いです。車の中なんて日差しの下で密閉してると暑さで死ねるレベルで、窓を開ければ大丈夫ではありますが窓を開けにくい状況(前の車がトラックとかの場合)では窓を閉めて冷房を入れなければならないほど。どうも近年山城シーズンの本格始動が年々遅くなっている気がします。

今年も前回(2年前)と同様出陣式はスルーし、箕輪城本丸で行われる攻防戦をメインに見学したいと思います。前回は13:30の開会式を目安に到着したらすでに駐車場満杯で裏技を使う羽目に陥ったので、今回はもう少し早くアトラクションが始まり出す11:00頃を目安に現地に向かいました。


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やっぱり満車                 箕輪小学校校庭駐車場へ

新しく整備された東側の広い駐車場はこの時間でもすでに満車。ここってもしかして朝から関係者の車で埋まってるのかもな。駐車場誘導の若いお兄さんがいたのでどこに行けばいいか聞くと「箕輪小学校の校庭に行ってください。そこからシャトルバスが出ています。」とのこと。というわけで指示通り箕輪小学校へ。余談だが、駐車場係に若い人がいたのって珍しかったな。いつもいるのはシルバーの交通指導員のじいさんばっかりで、愛想が悪かったり指示が不明瞭だったりするのが多いのでアレなのだが、今回は若い人がいたのでうれしくてわざわざその人目指して声掛けしちゃったよ。箕郷支所の職員さんが休日出勤してたのかな。

箕小駐車場からは観音様口から徒歩で登城できますが、せっかく無料シャトルバスが出ているのでそれに乗って行きます。バスは狭い道を登り一気に二の丸まで送り届けてくれます。大変らくちん。


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二の丸待機中の参加者

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本丸へ行軍する参加者

到着した二の丸にはちょうど甲冑を身にまとった参加者が整列して待機しているところ。ほどなくして本丸に向かい順次行軍を開始です。

本丸からは勇壮な太鼓の音が響いてきています。アトラクションの一つ・『太鼓演奏』開催中です。子どもが中心となってやっているのが希望があってよいことです。


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太鼓の熱演

この太鼓演奏に合わせて武者隊が続々と本丸内に着到します。本丸入口に設置された門をくぐる際に「○○隊到着!」みたいなアナウンスがされるので、ちょうどいい団体紹介になっています。一応ほぼすべての各隊の入城写真を撮ってあるのですが、単調になるのでここでは掲載は割愛。


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一部抜粋。直虎さまらしき人物や以前のまつりでも見かけた方々も入城。


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箕郷中学校隊だったかな。本格的な甲冑からフェルト製の手作り甲冑まで幅広く参加できるのがこのまつりの特徴ですが、まつりの在り方がどんどん進化するにせよ、小中学生が参加することを途絶えさせてはいけないと思うのですよ。未来は君たちにかかっている。

んで一通り本丸入城が完了したらアトラクション再開。



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生原北野神社獅子舞保存会による『獅子舞奉納』

3種の舞を披露してくれました。この日はとても暑く、舞と舞の間に水分休憩が必要なほど。水分を取っている間に団扇で扇ぐ役の人までそれぞれの舞子に付いていたくらいですが、椅子に座って見てるだけのこっちが暑さで参るくらいだから舞ってる人は堪ったものではないでしょう。それにしても10月末ってこんなに暑かったかな。10年前の今ごろってもっと涼しかった気がするけど。当時は普通に山城に登ってた時期だったし。


獅子舞奉納の次は箕郷武士愛好会による『演舞「箕輪武士」』。演歌みたいな歌を歌いながらの舞で、なんか温泉施設とかで高齢者が見るような内容だなあと(注:イメージ)。最前列に座っていた子どもたちが興味をなくしたのかいなくなってしまったので代わりに最前列に移動。日差しの直撃を受けより暑い。いなくなったのは暑さが原因かも。というわけで写真すら撮らずに終わりましたが、終わった際に隣に座っていたおじいさん(注:面識なし)がこちらに向かって「ミュージックが合ってなかったね」と一言語りかけてきました。あ、高齢者でも同じ認識だったのですね。では一体どの層に需要があるのだろうか・・・



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続いては上泉伊勢守顕彰会による『新陰流の演武』


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8名の剣士が4組の演武(それぞれの組で異なる新陰流の型がある)を披露してくれるのですが、これが大変見ごたえあり。一つ一つの動作が洗練されており、攻め手と受け手がともに高い技量がないと成り立たないのが見ていても伝わってきます。アナウンスによると最後に登場の白髪の男性が新陰流宗家の人らしく、発する気合が尋常でありません。


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「無形の位」の先 新陰流奥義 無刀の位!?

すばらしい演武でした。パチパチパチ。



続いては鉢形城北條鉄砲隊による『火縄銃演武』。鉄砲隊が入場し整列した後、指揮官らしき男性が挨拶・説明などをこなした後、おもむろに射撃体勢に入ります。

さて皆さん、火縄銃の射撃音ってどんなものと思います?
知らない人だと、「パーン!」とか「バーン!」という音を想像するのではないでしょうか。

それが違うんですよ。


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ズドーン!!

誇張ではなくこんな音。後ろの客席から小さな子供の泣き声が聞こえてきたほど。おまけに私の座っている場所の近くで発砲したもんだから、こちらには音だけでなく衝撃波まで直で伝わってきました。

さらには後ろに控える鉄砲隊を指揮し一斉射撃開始。


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「ドーン!」「ドーン!」「・・・」「ドーン!」「ドカーン!!」

一発不発がありましたね。で、一番左手前の人が放った最後の射撃音だけ異様に馬鹿デカいです。持ってる鉄砲もなんか一回りデカい気がする。いや、一番近くにいるから遠近法でデカく見えるだけかな。



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とか思っていたら、指揮官の人がこの一番最後の人をわざわざ前に呼び寄せてきて、火縄銃の発砲動作の手順説明を始めました。いやそれは結構なのですが、この方、よりによって私の目の前で止まってその実演を開始しだしましたよ。なんか指揮官の人とアイコンタクトしてたし、もしやメモを取りながら観覧している私を広報的に役立つ人間と見做し標的に定めたのか。その読みは正しいですよ。こうして記事にしているわけですし。でもその位置で発砲するのだけはやめていただきたい。

・・・という願いもむなしく、やはりこの位置で指揮官から「構え―!」「火蓋切れ―!」の号令が。私の隣にいた人は「構え―!」の時点で耳をふさぐ体勢に入っています。私はカメラとメモ取りで両手が塞がっているので防御不能。

「ボッガーン!!!」

意味不明な大爆音で客席は大混乱。っていうか、ぶっ放した張本人のおじさんも発砲後に「ヒョエ~」みたいな顔をしてたのを私は見逃しませんでしたよ。あれでしょ、指揮官からこっそり「通常よりちょっと火薬多めでやってみんさい」みたいなことを指示されてたんじゃないのこれ。正直に白状なさい。

指揮官のおじさんの説明ではやはり鉄砲のサイズに差があるらしく、このトンデモ銃は20匁クラスでこの中でも一番大きいものなのだそう。また、火縄銃はデリケートであり、正しい手順を踏んでもちょっとした不具合で不発になることもしばしばあるとのこと。最後は火薬の処理があるということで不発分の弾丸の発砲にも成功し、すべてやり切って退場です。いろいろすごかったな。

あと思ったのは、長篠の戦いで織田軍が行ったとされる鉄砲三段撃ちについて。実際の内容については諸説ありますが、はっきり言って鉄砲の構造や発射動作などを理解している人なら、時間差で発砲してスキを少なくするなんてすぐ思い至るだろうに、と。現場レベルではむしろ考え付かないほうがあり得ないくらい。


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続いて源流剣法による居合いの演武。曰く、源流剣法はその発祥を前九年の役まで遡るとのこと。こちらもお見事。


ここでアトラクションはすべて終了。会場は開会式のセッティングに入ります。この間、無料のなめこ汁が振るわれるとのアナウンスが流れます。当然のごとく貰いに行こうと周りを見わたすと、動きが鈍い。というか誰も動き出していない。まあいいや、自分が率先して動きだします。


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なめこ汁ゲット。うまし。そして後ろを見ると長蛇の列。あれですか、皆さん誰かが動き出すとそれに釣られて列に並ぶ人たちですか。



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観覧席へ帰還。というか最前列は日差しが暑すぎて死ねるので一列後ろへ。このまつりでここまで暑かったのはこれまで記憶にないぞ。


時刻は13:30。定刻通りに開会式開始。
実行委員長や奉賛会会長のあいさつの後、来賓祝辞が行われます。


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トップバッターは高崎市長。今年は井伊直政装束で登場。鎧に着られている感が半端ありませんが、ともに高崎を治めたもの同士、直政に対する思いというものはあったようです。

続いて市議会議長登場。話の記憶が全く残っていません。メモも写真もとっていないことから、どうでもいいような内容だったのでしょう。



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大トリを飾るのは小渕優子衆議院議員。最近私は催し事でのお偉い方のスピーチを聞くときは、実際に自分が話す立場となるか、あるいは話す内容を草案する立場になったつもりで聞いていたりすることがままあるのですが、この小渕優子氏のスピーチは話し方も話す内容もどちらも完璧なものでした。衣装が年々良くなっているのがうれしい的なことも言っていましたがこれも巧みなリップサービス。こう言ってもらえると主催者側としてもより良い衣装を準備して来年もご招待しやすくなるというものです。もろもろさすがの極みです。おまけにスタイルもいいもんだから、最後壇上でみんな立ち上がった時、周囲のおじさんじいさん連中が皆ずんぐりむっくり体型であるのが際立ってしまうというおまけ付き(俗に言う「公開処刑」)。その写真をここで掲載しないのはせめてもの武士の情け。私はゆうこりんもとい小渕優子氏は女性初の総理になる可能性は十分あると期待しています。スタイルがいいってのは海外首脳クラスと対峙するときに見栄えの点で非常に重要ですので。

このほか中曽根康隆衆議院議員、山本一太参議院議員の両陣営からもそれぞれ祝辞を預かって代理の人が出席してましたが、このまつりってそんな国家事業レベルの一大行事だったんですかね。


後編 【攻防戦】 に続く・・・

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KD

Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。毎日欠かさず生野菜摂取中。
© 2010 城館探訪記

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