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一支国博物館(前編)

鬼の窟古墳からr172~r23経由で一支国博物館へ。ここが本日のメインとなるかどうかは展示内容にかかっている。


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特異な外観の博物館。かの黒川紀章設計の建物という。長崎県埋蔵文化財センターも併設されています。県の埋文センターが離島に設置されているのは全国でも初であるとのこと。

入館料400円、JAF割で1割引(360円)。入場時に受付の女性から「服にゴミのようなものがついていますよ」と笑顔での指摘。見ると小さい葉っぱやクモの巣が固まったようなよくわからないものがへばり付いている。これは善意で指摘されるのは恥ずかしい。身だしなみには気を付けなければなりません。しかしどこでこんな状態になったのかな。生池城か、その前の本浦城あたりがあやしい。ちなみにこの施設の係員さんは古代人の装束をモチーフにしているのが、上質な貫頭衣とセンターマンを融合したような衣装を身に着けています。


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順路に沿って正面の階段を上がるとそこは「邪馬台国への道」エリア。「魏志」倭人伝の2,008文字から一支国とそれを取り巻く弥生のクニグニを象徴的に紹介。文字が浮かび上がってくるのがかっこいい。

その先はビューシアターになっていますが、団体さんがいて上映途中だったのでここは後回しにして先に進みます。



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続いて「通史ゾーン」。ここからは撮影禁止になっているので展示物の写真はありませんが、小さい金色の像が印象に残っています(確か「博物館初公開」ってあったような)。だんだん時代が遡っていくので見学順路が逆だったかなと見学中は思っていましたが、現代の壱岐から一支国の時代までさかのぼる歴史通史絵巻となるようあえてそのようになっていたものです(後でパンフレットを見て理解)。

続いて「古墳ゾーン」。写真映えしそうな展示でしたが撮影禁止エリアっぽいので自重。パンフによると笹塚古墳前室の床下再現模型とCG映像等の展示となっています。

そのまま展示を眺めながらスロープを降りていくと1階の「海の王都・原の辻」ゾーンへ。
このフロアにも係員さんがいたので引き続き撮影禁止エリアかと思ったが、ダメ元で聞いてみるとここからは撮影OKとのこと。ちょうど団体客がいて「古代人装束を着てみよう」みたいなブースの担当などもしていたようだが、団体客が去って行ったので一緒にいなくなってしまった。


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ということでここから写真掲載。朝鮮半島と日本本土との海道を行き来していた古代船(準構造船)を海の王都の象徴として展示しています。


壱岐が一支国として
倭国の中の一つであった時代
倭国の邪馬台国には卑弥呼がいた
中国は三国志の時代であり
西アジアにはペルシア帝国
地中海にはローマ帝国があった
(館内展示より)


西暦230~240年代前後の魏志倭人伝の時代を想定しているものと思われます。
ペルシアではアルデシール1世がサーサーン朝を開いた頃、ローマは軍人皇帝時代。



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1階展示室の最後が「一支国トピック」ゾーン。一支国の王都として栄えた原の辻遺跡の世界を7つのシーンのジオラマ模型で再現しています。内海湾から船着き場、そして王都へ、弥生の旅人と同じ道をたどって一支国を旅するという物語性豊かなジオラマで、見ていてとても面白い。



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ウォーリーを探せ?


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船着き場


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守り                        ワンちゃん


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市場                         アッチ~


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会議                         狩り


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おもち                         備蓄


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弔い                                  ・・・うわっ


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見張り                            祭祀(まつり)


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御告げ

作られた1体1体すべてに感情が宿っており、見ていて全く飽きません。小道具なども作り込まれており、この後の予定がなければここでいくらでも時間をかけられたでしょう。この博物館、私の嗜好と合致しました。本日のメイン級決定。



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ジオラマ以外の展示も興味深い。犬の存在という展示では、一支国では犬の骨が多く見つかっています、とあります。ジオラマでは犬と戯れている様子もありましたね。いぬねこスキーの私としては当時から家族の一員だったのかなと説明を読み進むと、何々、「切断された骨が出土されていることから、渡来人などの使節団が一支国に訪れた際に食材として出されたのではないかと考えられている」とのこと。イヤー、犬食文化!

銀印の説明。おお、一支国って銀印を贈られていたの!?と思いきや、これは「出るかも展示」。壱岐にはまだ発見されていない遺物がたくさん埋もれており、魏の国と親しかった国に贈られていた銀印が一支国に贈られていた可能性はあります。



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展示の中に「人面石の叫び」なるものを発見。ムンクの「叫び」に似ているのが特徴。・・・はて、「人面石の叫び」・・・記憶に引っかかる。あっ、昨日対馬から壱岐へのフェリー内で見かけた「古代の叫び ~乾き続ける口~」って、これのことを指していたのか。謎が一つ解けた。

説明には人面石を携える人形の様子がありますが、もしかしてジオラマ内にこのシーンがあったのかなと思いつつ、探す時間はないのでこの部屋を退出。大量に写真を撮っておいたのでその中のどこかに写っていればラッキーと思いつつ。

で、後日写真を確認したところ、やはり写っていましたよ。↓


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ここにいました


後編に続く
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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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