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黒崎砲台 ~東洋一の砲台~

鉢形城を後にして国道に復帰し、柳田の信号ですぐに左折。


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目指すは「猿岩」

壱岐の有名観光スポットの一つである猿岩への表示は随所に示されているので、普通に走れば迷うことはありません。しばし車を走らせ、猿岩に到着かと思われたその直前、道沿いに「黒崎砲台跡」の表示が現れます。



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その入口。ちなみに駐車場はないので車は少し先にある猿岩の駐車場に止めるのが無難。

何やらいろいろ表示がありますが・・・


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黒崎砲台砲弾と戦艦大和主砲砲弾。黒崎砲台の口径は40センチ(実際は41センチとも)、大和の主砲は46センチ(これは有名)。こんな巨大な砲弾が命中したら装甲で覆われた戦艦といえどもひとたまりもありません。実際黒崎砲台からは一度だけ試射が行われたそうですが、その際の衝撃で近くの民家の窓ガラス等はすべて割れたほどだったといいます。しかし時代は大艦巨砲主義から航空主兵論へと移り変わり、黒崎砲台も大和もその力を発揮することができないまま終わりを迎えます。



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東洋一の黒崎砲台

竣工は1933年(昭和8)2月。対馬海峡を航行する艦船を攻撃する目的で設置された砲台で、口径41㎝のカノン砲二門、砲身の長さ18m。この図では戦艦土佐の主砲が取り付けられたとありますが、調べてみるとどうも巡洋戦艦「赤城」の一番砲塔が流用されたというのが正しいようです。砲台は普段は地下に潜り、海上からは見えない構造でした。



IMG_7851.jpg

砲台内に___の目撃があります

内部は暗いので__して下さい


いや、肝心なところが消えてるし
まあ絵を見れば何がいるのかは想像つきますが。危険極まりない。

ちなみにこの場所には「壱岐観光案内音声ガイダンス」が設置されています。触れていませんでしたが実は先ほど訪れた天手長男神社にもこの音声ガイダンスはありました。とりあえずボタンをぽちっとして音声を聞きながら周辺の案内板などを撮影しています。

それでは内部へ。





動画



IMG_7854.jpg
内部は薄暗いですが、奥に自然光が差し込む場所があり、少ないながらも明かりも設置されているので目が慣れれば行動に支障はありません。弧を描く通路や倉庫のような区画もあり。先ほどの再現イラストで描かれていたような地下要塞がこの場所にあったのでしょう。



IMG_7860.jpg IMG_7858.jpg
IMG_7857.jpg IMG_7862.jpg
コンクリートで固められた壁面はところどころ崩落しており、時間の経過を感じさせられます。天井にぽっかりと丸く穴の開いた場所がありそこが砲台の跡のようですが、フェンスで塞がれており真下まで進むことができません。基本的に地下空間好きの私ですが、ここは薄暗い空間のどこに入口の看板にあったアイツが潜んでいるかわからないので、この辺で足早に地下空間を後にしました。



IMG_7878.jpg
この砲台は地下だけでなく地上からも見学することができます。猿岩駐車場の端っこにこの展望通路入口があります。



IMG_7881.jpg
ぽっかりと空く巨大な穴・・・



IMG_7882.jpg
先ほど下からは通行止めとなっていた空間。上から見るとかなりの深さがあります。山をくり抜いてこれだけの要塞を造る手間はいかばかりか。



所在:長崎県壱岐市郷ノ浦町新田触
評価:★★☆

中身はもぬけの殻ですが、かつて東洋一の砲台があったことの名残を感じさせる遺構が残ります。戦争遺産として貴重なことはもちろんのこと、巨大な穴を見下ろす光景は純粋に見た目だけでもそれなりに楽しめると思われます。猿島観光の際は合わせて見学されることをお勧めします。
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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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