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金田城② ~国家防衛最前線の城~

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登城開始して最初に視界が開けた場所に広がるのは黒瀬湾の光景。深く入り込んだ湾の光景に目を奪われます。




動画


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この湾では何かの養殖でもしているのかそれ用の施設らしきの姿も見られます。肉眼だと別段気になりませんが、写真だと拡大すると毛穴のボツボツみたいな感じでちょっとアレです。

この場所からさらに先に進むと、この城の最初の見どころスポットに到着。



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東南部城壁石塁

660年(斉明6)に滅亡した百済を再興するために出兵した日本・百済軍は、663年(天智2)朝鮮半島西南部の錦江下流の白村江で唐・新羅軍との海戦に大敗(白村江の戦い)。 その後、大陸からの侵攻に備えるために対馬は軍事拠点として国防の最前線の島となりました。

この場所の城壁は近世城郭における登り石垣に近い構造ですが、規模がその比ではありません。古代にこれほどの石塁を築くとは。さすがは国家規模の一大防衛拠点築城事業です。初っ端からこれはインパクト大。

ちなみにこの場所で先行の男性に一度追いついてしまいましたが、男性は先に進んでいったので時間調整の意味合いを含め私はこの石塁を下まで見ることにします。



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降りていく途中に2箇所掘立柱建物跡の遺構が表示されています。上段の建物は防備兵の詰所や見張り場など、下段の建物は倉庫であったと考えられています。



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上から眺めて石塁の突端になっていた場所に近づくと、このような大石塁になっています。下に回り込むことができるので行ってみましょう。



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降りていくのも一苦労



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降りてから登り



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東南角石塁



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金田城の東南端に位置する石塁には大きな特徴がある。石塁の角部分を前面(外側)に出し、敵の攻撃に備え防御機能を高めた「張り出し」を構築している。韓国では「雉・雉城」と呼ばれるこの構造は、国内では他に岡山県鬼ノ城の「角楼」でも確認されている。金田城では、一ノ城戸とそのほかにも2箇所の張り出しがある。
東南角の石塁は、崩壊した箇所もあるが、比較的残りが良く、高さは4m前後と均一で、内壁も原状を留めている。城域の要所に当たるこの地点は、古代山城の特徴を残した重要拠点として注目される。ここより80m北東の石塁部分は崩壊の危険性が高かったことから、2013年から2箇年かけて修復を実施した。(説明板参照)




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それにしてもものすごい石の質量です。元の道を戻るのも面倒なのでこの石をよじ登ってやろうかと思ったところ、石の隙間から動く物体が出現。



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ヘビさんこんにちは

おとなしく元の道を戻る選択をしたことは言うまでもない。



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なかなか馬鹿にならない登りを経て登山道に復帰。いきなり体力を消耗してしまった。

先へ進もうとすると、すぐ隣に「南門 約30m」の表示が。ついでに立ち寄ってみることに。
脇の斜面に突入するとすぐに開けた場所に出ます。



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南門

平成15年の調査で発見された門で、間口3.2m、奥行き平均1.84m。4対の礎石が原位置を保って現存している。
未発見の登城道につながっていた可能性があるとのこと。


再び登山道に復帰し、しばし登ると東屋のある分岐点に到着。



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この場所にある説明板は車を停めたところにあったものと同じものと思っていましたが、いま写真を比べてみると記載内容が若干異なっています。またボタンを押すと観光案内ガイダンスが流れる装置もあったので一応ポチっとしてみます。城の説明が始まったので聞きながら飲み物を飲んで一休みしていたら、話の途中で突然ブツッと音声が終了。思わずずっこけそうになった。ちゃんと聞いてたのに。



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現在地はココ

直進するとビングシ鞍部から二ノ城戸・一ノ城戸方面へ、後ろに折り返すと山頂への登り道。

まず先に山頂を目指してみます。


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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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