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金毘羅山の砦 ~小幡羊太夫伝説の残る砦~

2018年1月 富岡探訪

この日1か所目の高林城の探訪を終え、続いて訪れたのが金毘羅山の砦。もみじ平総合公園の交差点を西に進み、上黒岩地区と黒川地区の境付近で道がカーブしている場所の西側の山上にあります。


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上黒岩地区と黒川地区の境にあたる切り通し地形。左手の山上に砦が築かれていました。カーブ部分に広い余白があるので駐車には困りません。


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進入路?                  平場に出た

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あそこは宇田城               とんがり山

駐車場所から進入路らしき道が伸びているのでそれに沿って進むと、何かの造成地っぽい平場に出る。宅地とするには周囲からいささか孤立している気もする謎な場所ですが、見晴らしは極めて良好。黒川城宇田城が築かれた山を見渡すことができます。



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砦側の山に分け入ると、いきなり明確な堀が現れます。山上の砦中枢部からは離れていますが、遺構っぽい雰囲気を醸し出しています。



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同じく麓部分の堀を堀底から。先端部は弧を描いており、そのまま堀底道となっています。



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適当なところで尾根に取り付くと、うっすら踏み跡の残る尾根道となります。大した距離もないので登るのにそれほど時間はかかりませんが、落ち葉が積もっているうえに意外と傾斜があって滑りそうになる地点もあるので注意。



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途中踏み跡から外れてしまいましたが、尾根上をまっすぐ進めば山の最高所にあるお堂の場所に到達します。



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お堂

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物見山(金毘羅山)

ちゃんとした説明板が設置されています。富岡市は城館における説明板の類の設置率が極めて低いことで知られているので、これにはびっくり。曰く、小幡羊太夫が都からの官軍と戦った時に物見山という名がつけられたとのこと。その後中世には物見やぐらが築かれ、黒川城の出城のような役割を果たしていたようです。



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お堂の背後には石祠が鎮座し、その後ろは藪っているものの比較的広い平場が展開しています。ここが砦の中枢部分でしょう。



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お堂から見た南側。帰路はきっちり踏み跡をたどって帰還。この道は途中切り通し状のカーブとなっていますが、見ようによっては虎口風にも取れます。遺構かどうかは不明。



所在:群馬県富岡市黒川
評価:★☆

小幡羊太夫というと八束城天引城でその名が登場しますが、ここにもその伝説が残るのですね。麓の堀が城砦遺構確定なら二つ星級の砦ですが、定かでないので様子見の評価。表示物が設置されていたのは◎。
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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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