郷原の内出 ~安中城 西の支砦~
- 2017/11/19
- 00:00
安中市の城館探訪
安中市簗瀬にある満福寺の北東側の一角が郷原の内出跡。「マッピングぐんま」では単に内出砦の名称となっていますが、「内出」自体が砦の意味を表すことと、同じ市内に「内出」の名を有する城がほかにもあることなどから、区別のために頭に地域名を付けることが一般的です。となるとこの内出は「簗瀬の内出」となるのではないかと思うのですが、ここでは「城郭大系」や「境目の山城と館 上野編」等の資料に記載の郷原の内出を採用します。ちなみに砦の沿革については、安中城の支砦というほかは詳細不明。
城域の南半分は宅地化により完全消滅していますが、北側を見てみると・・・

おや、なんともあやしい地形が・・・

西側から
資料の図ではこの内出は上下2段構成に描かれており、それぞれの境目の中央部分に虎口らしき形状が記されています。この虎口らしき形状と上下の郭の段差は現在もはっきりと確認できます。
所在:群馬県安中市簗瀬
評価:☆
城の表示物なし。遺構も消滅したものと思っていましたが、一部形状が残っていたのはうれしい誤算でした。ただこの上段の郭は以前の航空写真に写っていた居宅がなくなって更地になっており、段の淵の部分以外の地形は改変されている可能性があります。
安中市簗瀬にある満福寺の北東側の一角が郷原の内出跡。「マッピングぐんま」では単に内出砦の名称となっていますが、「内出」自体が砦の意味を表すことと、同じ市内に「内出」の名を有する城がほかにもあることなどから、区別のために頭に地域名を付けることが一般的です。となるとこの内出は「簗瀬の内出」となるのではないかと思うのですが、ここでは「城郭大系」や「境目の山城と館 上野編」等の資料に記載の郷原の内出を採用します。ちなみに砦の沿革については、安中城の支砦というほかは詳細不明。
城域の南半分は宅地化により完全消滅していますが、北側を見てみると・・・

おや、なんともあやしい地形が・・・

西側から
資料の図ではこの内出は上下2段構成に描かれており、それぞれの境目の中央部分に虎口らしき形状が記されています。この虎口らしき形状と上下の郭の段差は現在もはっきりと確認できます。
所在:群馬県安中市簗瀬
評価:☆
城の表示物なし。遺構も消滅したものと思っていましたが、一部形状が残っていたのはうれしい誤算でした。ただこの上段の郭は以前の航空写真に写っていた居宅がなくなって更地になっており、段の淵の部分以外の地形は改変されている可能性があります。
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