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市城砦 ~『加澤記』記載の境目の砦~

在庫処分期間の第1城は、久々に群馬県内の城から。

2015年7月、岩櫃乱舞を見に行った時の帰り道。中之条町からR353を渋川方面へ走っていると不意に説明板を発見。反射的に手前の余白スペースに停車。



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国道からの様子。場所は中之条町と渋川市との境目からわずかに中之条側に入ったところ。入口手前の余白以外には駐車スペースはなく、交通量も結構多いのであらかじめ予測していないと通り過ぎてしまうかもしれません。



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登り口部分のいかにも中世城郭風の柵や門。説明板まであります。以前はこんなのなかったはずだけどなあ。いつの間に整備されたのだろう。疑問に思って接近すると説明板の下の柵部分に注意書きがあります。曰く「見学は自由にOK、ただし充分注意して。事故等あっても責任は一切負わない」ということが書かれています。日付は平成27年6月3日とあるので、その前後に整備されたのでしょう。なるほど、まだ整備して2か月も経っていないほやほやのところか。以前は気が付かないわけだ。



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市城砦南部郭の出丸跡

大変詳細な説明がされています。いつもなら主要部分を転記するところですが、量が膨大なので今回は割愛w



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南北の郭から成り立つ城砦となっています。このような構造になったのはそれぞれの郭の作られた年代・目的が異なるからであると考えられています。詳細は説明板にいろいろ書いてあります。



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入口からちょいと登ると上の郭の柵。私は藪城よりも整備されている城のほうが数百倍は好きなので、こういったものが設置してある山城は大好きです。城や砦ってのはこういうものですよね、と作成された方に心の中で同意する(笑)



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こちらが下の国道からも見えたメインの櫓。特に細かい考証などにこだわったものではないのでしょうが、木製の櫓ということで戦国期のものと比べても当たらずとも遠からずといったところがありそう。

で、早速登ってみようとしたところまたも注意書きが。



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この注意書き

制作して2か月弱で腐食ってどうなのさ。まあでもこれは「登るなら完全に自己責任で」という意味のエールと捉えておきましょう。そりゃ登りますともさ(もう時効)。



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造りはしっかりしているし、注意しながら登れば危ないところは特にありません。とはいえハンドメイドなので小さい子どもとかが不用意に登るとケガする危険性は確かにあります。あとはデブの大人が大勢で登って上で飛び跳ねたりしたら倒壊の可能性も。そう考えればあの注意書きは必要ですね。免責事項です。


以下櫓上からの眺め


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吾妻川上流・中之条方面



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吾妻川下流・渋川方面



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すぐ南の岩山は岩井堂砦



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櫓の脇にある狼煙台らしきからの吾妻川の流れで〆



所在:群馬県吾妻郡中之条町市城
評価:★★

立派な説明板と自力で作成したであろう縄張図とで★一つ、柵列・櫓などの整備で★一つ。遺構そのものよりもこの場所を整備した人の熱意と労力に対する二つ星。ちなみに北部郭は藪状態だったため評価対象外。なお探訪時から2年以上経過している現在、紹介した櫓がまだ登れる程度に健在であるかどうかは不明です。
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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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