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鍋倉城① ~遠野の里を一望~

横田城から高善旅館跡を経由して鍋倉城へ。遠野中心街の南にある標高340mほどの山上に築かれたのが鍋倉城で、現在は鍋倉公園として整備されています。山上まで車道がつながっているので登るのはらくちんな城なのですが・・・



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ここはドコ?               対向車が来たらアウツ

進入路を誤り、遠野高校の裏側からほっそい山道を遠回りして鍋倉公園へ向かう羽目になりました。だいぶ迂回してしまいましたが、なんとかたどり着けたので結果オーライ。車道沿いに急峻な塁壁が現れるともう城域内です。市立博物館のところから登ればすぐこの塁壁を目にすることができます。



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二の丸址?

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小新田屋敷跡

車道沿いに「二の丸址」の標柱が立っています。「遠野南部家の家老職・新田の居館があったところ」とありますが、標柱付近はそれほど目立った平場はありません。車道を挟んで逆側に「小新田屋敷跡」の標柱があり、段下に平場があるようですが、その場所が二の丸とも思えません。この場所は車道が二股に分かれている地点で、どうやら二の丸はここで上に向かう分岐の先にあるようです。ちなみに「小新田屋敷跡」は新田氏の分家の屋敷跡で、面積約2000㎡、城の南東側の防衛にあたったといいます。



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三の丸址

車道終点には広めの駐車スペースがあり、その先は樹木が植えられた公園になっています。ここが三の丸の跡で、城主一族の中舘氏・福田氏の居館があったとのこと。ここには2人組の外国人観光客の姿もありました。



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なべくら展望台

三の丸の奥に建つ櫓風展望台。この展望台からは遠野の里についての音声ガイドがリピート再生されています。人が近づくとセンサーが反応するのか、無人でもエンドレス再生なのかは謎。ガイドをなんとなく聞きながら展望台へ。



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早池峰山                サムトの婆

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早瀬川の河原              貞任山

音声ガイドを聞きながら並行して各種説明を眺める。歴史・伝承・自然・風土にまたがる記述で興味深い。本当はそれぞれの写真で外の眺めも一緒に写したかったのですが、白飛びしてしまいました。



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こちらが展望台からの眺め。美しい自然と物語の里です。



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紹魂碑



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駐車スペースの一角にある説明板。ここからも城下の眺めを楽しむことができます。ちなみにこの鍋倉城も遠野遺産に認定されており、そのことを示すプレートも設置されています(第63号)。



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鍋倉城は、はじめ横田城と称し、天正年間(1573-1591)阿曽沼氏の築城と伝えられる。この城は、本丸、二の丸、三の丸などの曲輪が存在する中世的山城の形式を止める。阿曽沼氏没落後の寛永4年(1627)、八戸から南部直義(直栄)が入部し、240年余りにわたって遠野南部氏12,500石の居城となった。本丸御舘の規模は東西39m、南北57mで城地は本丸が南北160m、東西70m余、二の丸には新田屋敷(家老)、三の丸には中舘、福田屋敷(家老)があった。このほかには、長さ200mほどの馬場や御菜園、坂下門などの7つの城門、井戸があった。また空堀、板塀、柵で取り囲み、城外には諸士屋敷を配していた。明治2(1869)年廃城となる。(説明板参照)


この三の丸で一人の男性に声をかけられました。20歳ほど年上の方とお見受けしたが、この方も単独で各地の城巡りをしているのだという。説明板を撮影している様子や高崎ナンバーの車から、私のことも遠方からはるばるやってきている同好の志と認定した模様。時間がないところでしたが相手の方がぐいぐい来るタイプだったのでしばし歓談。天守のない城の魅力についてかなり力説されました。ここで「いや~、私は土の城も天守のある城も等しく好きですよ~」とか「むしろ模擬天守も大好きですけどね~」とか「これまで2000城近くめぐってますよ~」とか話そうかとも思いましたが、論争になったらシャレにならんので半ば同意して話を合わせておきました。この方は前日に青森のほうを巡って本日は岩手に降りて来たのだという。じゃあ私と入れ違いですね。それではお元気で。またどこかの城で会いましょう。


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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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