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白地城 ~四国の十字路~

大歩危・小歩危エリアを通過し少し進んだR319との分岐にて。


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田尾城址の表示発見

これまたどうしようか一瞬迷うも、4㎞それるのはちょっとなあと感じてしまいまたの機会へ。そうは言ってもこの時は「次回来る機会はそうそうないだろう」と思っていましたが、今現在はかなりの確率でこの道を再び走ることになりそうと感じています。

そのままR32を北上し、旧山城町から旧池田町へ。吉野川と馬路川が合流する地点の高台に、かつて長宗我部元親が四国統一の拠点とした白地城が築かれていました。現在はその跡地に「あわの抄」が建っています。



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あわの抄

昔の「かんぽの宿」。この施設が建てられた際に白地城の遺構の多くが削り取られてしまったといいます。



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白地大西城

白地大西城
は田井庄(四国中央部)の庄司近藤氏が建武2年(1335)この地に城を構え、郷名をとって大西と改姓し、政を取って以来8代(250年)にわたる居城である。大西とは阿波の最西地を意味し、往時この地は土佐、讃岐、伊予の各地に通ずる兵事交通の要路であり、大西氏は外に出ては大剛、内にあっては民治に意を用いた領主であった。

天正3年(1575)長宗我部元親は阿波侵略を開始し、南方の海部氏が最初に領土を奪れ、天正5年(1577)には大西氏も防戦かいなくその所領を侵され、城主大西覚養は身を以て讃岐麻城に難を避けた。元親は白地城に入りこれを改修して根拠地とし四国統一の志をなしとげた。その後元親は天正13年(1585)豊臣秀吉の四国遠征軍との戦いに破れ、土佐に退いた。以来大西城は廃城となったが、最近に至るまで旧城の最高地の削平地から堀、武者ばしり等が残在し、往時を偲ぶことができた。(説明板参照)


この説明板からは元親をそこまで英雄扱いしていないニュアンスを感じます。阿波の国衆から見れば長宗我部は侵入者に過ぎないわけですからね。ちなみに説明板表記は白地大西城ですが、多くの城サイトの表記は単に白地城で、白地大西城は別名として掲載されているので、本項でもそれに倣います。

四国の中央部の山間地に立地し、西の境目峠を越えると伊予国、北の猪ノ鼻峠を越えると讃岐国、東の吉野川を下ると徳島平野を中心とする阿波国の中心部、南に吉野川をさかのぼると土佐国と、四国の十字路といえる位置にあった。

建武2年(1335年)、田井荘(池田町)の荘官・近藤京帝がこの地に城を構える。郷名の大西の名を取り大西氏に改姓し、以来8代(約250年)にわたって統治した。

南北朝時代から戦国時代にかけては、白地城を中心とした一帯は大西氏が支配し、阿波の守護大名である細川氏、戦国時代にはその細川氏から実権を奪った三好氏に服属した。

天正5年(1577年)、四国統一を狙う長宗我部元親が、その地理的重要性に目をつけ攻略。時の城主大西覚養は讃岐国麻城へ落ち延びた。『元親記』には元親の発言として「先づはこの大西さへ手に入り候へば阿讃伊予三ケ国の辻にて何方へ取り出づべくも自由なりと満足し給ひけり」とある。

天正13年(1585年)、豊臣秀吉の四国攻めの際には長宗我部氏の防衛拠点として使われ、長宗我部氏が戦いに敗れて土佐へ退いた際に廃城となった。

廃城後、地域の拠点としての役割は、近くの大西城が持つこととなった。(wiki参照)




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右写真奥の木が茂っているあたりからあやしいアトモスフィアが漂っているのを城館センサーがキャッチしましたが、説明板は発見できたのでそこまで行かなくてもいいやと撤収しました。後日、まさにその場所に城址碑や土塁跡らしきが残っているということを知ってショック。



所在:徳島県三好市池田町白地
評価:★☆

長宗我部元親「うたかたの夢」の跡。四国統一の拠点に使われるほどの要衝の地で、立地条件から要害性も感じ取れますが、遺構残存状況はよろしくありません。上記説明板では築城期を建武年間としていますが、「1150年ごろ、西園寺の荘園田井之庄の館として荘官近藤京帝がこの地に居を構え城を築いたのが始まり」とするものもあり、はっきりしません。歴史性は高し。

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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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