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井伊谷城 ~まほろばの井の国~

地域遺産センターで入手した案内図を参考に井伊谷城へ向かいます。引佐協働センター~図書館前を通り、多目的研修センター手前で少しアクシデント。メインのデジカメで写真を撮ろうとしたらズーム状態になったまま固まってしまいました。何回か電源を入れたり切ったりしても元に戻らず。最近すぐ調子が悪くなるのだが、今回はいつにもまして早い段階でおかしくなってしまった。だめだこりゃ。まあこれまでの例でいえばしばらく時間が経てばまた動き出すでしょう。ここからサブのデジカメに切り替えます。



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この先車では行けません         直虎ちゃんの杖

多目的研修センターを過ぎると登城口。「この先急坂が続きます」という直虎ちゃん看板とともに「直虎ちゃんの杖」も設置されています。私は右手にデジカメ、左手に案内図と両手がふさがっていたため使いませんでしたが、手が空いている人は杖を持っておいたほうがいいかもしれません。のっけから結構な坂道です。

井伊氏は、平安時代の在庁官人からはじまり、中世には国人領主として、浜松市北区一帯(引佐、細江、都田など)を治めました。南北朝の動乱期(1336~1392)には、この地に宗良親王(後醍醐天皇の皇子)を迎え、南朝方の活動拠点としました。
戦国時代には当地の支配権を巡って、今川、武田、徳川の各勢力が争い、当主である井伊氏は大きく翻弄されました。
とくに、永禄5年(1562)に井伊直親が謀殺された後には適齢の男子がなく、井伊氏は存亡の危機を迎えました。この時に、城主としてふるまったのが、女性領主、井伊直虎です。天正3年(1576)、直虎は直親の子である虎松(のちの井伊直政)を徳川家康に引き合わせ、井伊氏再興の道を開きました。(説明板参照)




CIMG6232.jpg
みかんの木が現れたりして少し和んだりしつつ、お休み処や神社への分岐を過ぎずんずん登る。道は整備されていて安心ではありますが、かなりの急勾配の舗装路で私的には少し歩きにくい。これ階段のほうが楽じゃないすか?

さらに登ると右手に二宮神社への分岐。ここを左に進むと城への最後の登り。



CIMG6242.jpg
最後の激坂

いや、これ舐めてましたわ。普通に大変です。
日差しも直撃し、暑くてジャンバー脱ぎ捨てました(捨ててはいない)。
いつのまにか三月初頭とは思えない陽気になりましたね。



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主郭虎口に到着



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主郭虎口(内側から)

土塁がよく残存しています。



CIMG6251.jpg
主郭

登城口からノンストップで6分。疲れました。
直虎・南渓和尚・虎松の三人の顔出しパネルがあったりします。



CIMG6253.jpg
標柱ほか

井伊谷城はこの地の領主である井伊氏が築いた山城です。標高約115mの山に、単郭式の曲輪が築かれています。山頂の北半分は自然の地形を残し、南半分は平らに均されています。曲輪の周りには土塁がめぐり、南側と西側に出入口をもちます。南側の出入口は大手に西側の出入口は搦め手に相当します。大手口の両側には土塁が高く築かれており、防御を固めています。井伊氏の本拠地は、井伊谷城とその麓にあった城館に加え、最終的な詰め城である三岳城井伊谷城の北東2kmに所在)で構成されていました。
江戸時代の記録によると、井伊谷城は「御所の丸」と呼ばれていました。南北朝の動乱期(1336~1392)に、南朝方の拠点として宗良親王(後醍醐天皇の皇子)を擁した場所と関連づけられていたことがうかがえます。(説明板参照)




CIMG6257.jpg
遺構復元平面図

規模は長軸65m、短軸57mほど。主郭の南半分は平坦に造成されているが、北側は自然地形が残った状態です。構造そのものはいたってシンプル。



CIMG6260.jpg
御所の丸



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北東には三岳山が望めます。あの山頂に築かれたのが三岳城
あんなところによく城を築いたものです。



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井の宮石陵               絶妙なバランス



CIMG6246.jpg
最後に南側の眺望を。展望台も設置されており眺めは抜群。



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まほろばの”井のクニ”

井伊谷宮や龍潭寺がある林もよく眺めることができました。



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所在:静岡県浜松市北区引佐町井伊谷
評価:★★★

遺構面では見どころは少ないですが、ストーリー性重視の人はいろいろ想像できて楽しめることでしょう。山上に立って井伊谷を望むと、居館や龍潭寺との位置関係もつかめ、大河ドラマの描写もより頭に入ってくること請け合いです。大河期間中に一度は訪れておきたいところです。整備状況良好のため通常評価よりワンランクアップ。
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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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