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浜松市地域遺産センター特別展「戦国の井伊谷」

本日はしょっぱなから方広寺竜ヶ岩洞で思いのほか時間を取られてしまいましたが、ようやく今回の旅の1日目メイン地区である井伊谷に到着です。車は「浜松市地域遺産センター」の駐車場へ。井伊谷城へ登城するにはこの駐車場を利用するのが便利ということは事前にリサーチ済み。今年に入ってからは休日にはこの辺一帯の駐車場はたいそう混雑するようですが、本日は平日のためすんなり駐車できました。やったね。



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浜松市地域遺産センター

「旧引佐協働センター」の庁舎を改修し、平成29年1月にリニューアルオープンした施設。開館から1年間、開館記念特別展として「戦国の井伊谷」を開催しているとのこと。
現時刻は11:30。入館料無料だし、ちょっと覗いてみますか。



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中に入ってすぐのところで、出世法師直虎ちゃんがお出迎え。なにこれかわいいー!さっそく直虎ちゃんで検索。ふむふむ、猫耳ではなく虎耳なのね。さらに虎しっぽとか可愛いすぎかよ。これは同じ浜松のキャラ・家康(呼び捨て)なんかより超推せるわ。さらに着ぐるみまであるようで。あー、いつか逢ってみたいなあ。それで着ぐるみの虎しっぽ握ったりしちゃうの。

あと直虎ちゃんの持ってるウナギって槍なんだね。素手でギュッ!と掴まれたウナギが「ヒェー!」て感じでピーンと伸びてるのかと思ったよ。

でっかい笛は井伊直親(亀之丞)愛用の「青葉の笛」ですね。穴の部分から顔を出して記念撮影することもできますよ。私なら普通に直虎ちゃんの隣に座って撮ってもらいますけどね。

左下に「祝!11,700人」って掲示がされていて、妙に半端な数字だなあと思ったのですが、これって「11,700(いいなおとら)」に当てての記念なんですって。しかも達成したのがオープンから47日目の3月2日、つまり訪問日の前日だったということでニアミス。くそー、記念品の直虎ちゃん人形ほしかったなー。
浜松市の関係者さま、もしこの記事を読んでいたら直虎ちゃん人形を私に郵送してくれてもいいんですよ。大々的に紹介するのでよろしくどうぞ。



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2階に上がり、ガイダンスコーナーの先に特別展「戦国の井伊谷」展示室があります。
こちらも入場無料。すばらしい。



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展示室に入ってまず目を引くのがプロジェクションジオラマ「井伊谷戦国絵巻」。プロジェクションマッピングとジオラマを組み合わせたこの展示室の目玉。
しばらく横から眺めていましたが、正面にシニアの方々が陣取っていて見づらかったのと、話の途中からだったことから、少し時間をおいて再度初めから見ることにします。



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井伊谷城復元ジオラマ

いいですねー(井伊だけに)。これまでも事あるごとに述べていますが、私は城に関する資料館の展示物の中ではジオラマが一番価値がある展示だと思っています(国宝や国重文級の展示物があれば別ですが)。麓の居館と山上の要害の関係が一目で把握できます。



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井伊谷周辺の城館についての情報も豊富。ほかにも井伊家墓所や直虎五輪塔模型、龍潭寺について、井伊直虎の書状などなど。展示室はワンフロアですが、なかなか充実した展示内容です。



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青葉の笛だー!(注:レプリカです)

オリジナルの笛は4年に1度だけの公開が行われていましたが、今年は特別に一般公開の機会が増えているようです。場所は「東京都江戸東京博物館」「静岡県立美術館」「彦根城博物館」。日時や詳細は各自ご確認ください。

大河の紀行でも紹介された松源寺や寺野六所神社の記述もあります。またこの展示の裏側には「青葉の笛の音色を体感しよう」というコーナーもありました。

展示物は他にもいろいろありますが、全部掲載してもしょうがないので以下割愛。
おっ、プロジェクションジオラマの前が空きました。
それでは一番いい場所に陣取って物語を見ることにしましょう。



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この戦国絵巻は二つの物語と、その合間に流される周辺地形・関連史跡の位置が表示されるインターバルがそれぞれ5分間隔ほどで繰り返されているようです。なかなか本編が始まりませんが、じっと待機。
ようやく第1幕「井伊直虎の生涯」がスタート。



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もろもろの事情により、次郎法師となり龍潭寺に入る。
大河でいくと第4回の話。



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桶狭間の戦い(第9回)          虎松誕生(第10回



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この虎松こそが、後の徳川四天王・「赤鬼」井伊直政。



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ここからはネタバレが過ぎるので伏せますが、様々な苦難を経たのち次郎法師は還俗して「井伊直虎」と名乗り、井伊家の当主となります。



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直虎となった後も様々なことが起こりますが、ネタバレのため割愛。
天正10年、井伊谷を守るために奮闘した直虎はその生涯を終えます。

この直虎の死から2017年まで一気に時代が移り変わるのはなかなか良い演出でした。

ここから再びインターバルが5分間ほどあるが、じっと待機。



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続いてもう一つの物語は、井伊谷周辺の戦国の歴史について。
斯波・井伊・今川の関係と三岳城の戦い。



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天文23年(1554)甲相駿三国同盟(第5回



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永禄3年(1560)桶狭間の戦い



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これまでのパワーバランスが崩れ、井伊谷にも嵐が。

直親・・・



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刑部城の戦い(1568年)、堀川城の戦い(1569年)



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今川旧領を分割した両雄の決裂



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1572年 仏坂の戦い

山県昌景率いる精鋭5千の侵攻を食い止めようとした井伊谷衆の戦い。



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三方ヶ原の戦い 

浜松城を素通りした信玄におびき寄せられる形で出陣した家康が大敗。脱糞事件。 



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武田氏滅亡まで

その後の小牧長久手や関ヶ原まで話は続いていたが、その辺りはもうどうでもいいので割愛。

無料だからちょっと覗こうくらいのノリで入りましたが、大変見ごたえありました。大アタリでしたよ。

展示室を後にし、ロビーにあるパンフや資料を収集。これまた出来のいいパンフが勢ぞろいでウハウハ。「浜松の城跡見どころマップ」は浜松市の82箇所+周辺自治体の城館の位置を示した城マニア垂涎のマップ。中でも赤色で示された14の城については鳥瞰図やアクセス方法もついた説明が載せられており、力の入れようが半端ありません。第2次遠征で活用予定。また「井伊谷城と居館 周辺マップ」は井伊谷城周辺を散策するのに大変役立つのでここで入手しておきましょう。



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井伊直虎ガイドブック

井伊家ゆかりの地マップなどが掲載されており、直虎紀行をする上では必携ともいえるガイドブック。今回の第1次遠征ではほとんど使いこなせなかったので、第2次遠征時にはこのガイドブック掲載の史跡をしらみつぶしにするくらいの勢いで臨みます。57ヶ所もゆかりの史跡が紹介されているんですよ。

このほかにも資料がいくつもあるのでまとめて入手。城好きの人の中には有料で販売されている資料を買い集めるのが好きな方もいるのでしょうが、私はよほどのことがないかぎりわざわざカネを出して購入することはありません。そもそも無料のパンフレットも、自治体や観光協会・有志の会などがカネと手間暇を費やして作成しているものであり、特に最近のものはマニアでも満足するほどの深い内容・見やすいデザインになっているものが多いのです。このようなすばらしい資料が無料で手に入るのに、わざわざ有料の資料を買う必要性が私には感じられません。ほかの人はどうかわかりませんが、私などは高い本を買ってもろくに読まずに本棚の肥やしにしてしまう未来が見えてしまうのでなおのことです。その代わりに現地で入手できる無料資料はすべて手に入れて今でも大事に保管していますよ。

・・という考えのもとパンフをかき集めていると、ボランティアと思われるガイドのおじいちゃんに話しかけられる。道の駅「かわうその里すさき」の時と同じパターンだな。よっぽど資料収集する姿が必死に映るのだろうか。



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ガイドじいちゃんに勧められたのがこちら「直虎360°ヴァーチャルツアー」

ゴーグルを装着し、目線で画面を操作するというハイテクマッシィーン。場面選択後は首を傾けたり後ろを振り向いたりすると画面もその通りに動くという優れもの。しかもドローンを用いて撮影したとかで、上空からの光景という普段味わえない視点を楽しむことができます。「おー」とか「すげー」とか声を出しながら堪能しました。

思いのほか高リアクションの私を見てガイドじいちゃんも気をよくしたのか、終了後に井伊谷城への行き方を詳しく説明してくれました。「石垣のようなものは特にないけど、頂上からの眺めはいいよ。ここから15~20分くらいかな。あなたならそんなにかからずに登れそうだけどね」みたいなことを言ってもらいました。お目が高いです。お礼を言ってガイドじいちゃんと別れました。



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1階の掲示板 「どちらからお越しですか?」

静岡県浜松市と愛知県の数が多い。



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私も黄色星をほぼ正確に居住地に貼り付けておきました(写真は貼った後)。私の前には10代女性が一人だけか。どうやってきたのだろう。学生さんかな。

「どの展示がよかったですか?」の質問にはぶっちぎりで井伊谷戦国絵巻が票を集めていました。次点は青葉の笛。納得の結果。

今調べて判明したことなんですが、ここで売られていた直虎ちゃん缶バッチ(100円)、浜松湖北高校と浜松市地域遺産センターのコラボ商品で、この施設限定商品なんですってね。あー、資料を買わない分、こういうグッズを買っとけばよかったなあ。

それでは入手した案内図を手に、いざ井伊谷城へ!
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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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