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方広寺(後編)

方広寺後編。本堂の中へ進みます。
さっき外から本堂を見た時は大きすぎて写真に納まりきらないほどでしたが、内部はどんな感じなのでしょう。



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うわー やっぱり広いねー



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正面から 

奥には金色に輝く仏像が鎮座しています。近づいて何気なく撮影してしまいましたが、今写真を見返すと脇に「御本尊撮影禁止」の表示が写っていました。おっとー申し訳ない。当然掲載はしませんよ。

国重要文化財 釈迦三尊像

釈迦如來を中心に、向かって右に文殊菩薩、左に普賢菩薩が並ぶ釈迦三尊像です。釈迦の胎内銘に「法橋院遵(ほうきょういんじゅん)・法眼院廣 (ほうげんいんこう)・法印院吉(ほういんいんきち)」という仏師の名が見えます。また文殊には「法橋院遵」普賢には「法眼院廣」とあり、院派の 典型的ともいえる作品であります。彼等の手によって、観応三年(1352年)に作られたものであることは、銘文によってはっきりしています。  

文化庁によれば「院吉らは足利将軍家に重用され、また各地の禅刹の造像を手掛けた。後代に強い影響力をもった中国風の仏像様式を完成させた当代 の第一人者の手になる遺品中、大きさとできばえにおいてこれを代表する作例である。」(南北朝時代)とのことです。

もともと茨城県東茨城郡城里町の清音寺(南禅寺派)の仏殿に祀られていましたが、元禄三年に徳川光圀公参拝の砌(みぎり)、損傷甚だしきを憂い 修復された 旨が、光背裏に銘記されています。明治後期に特に懇請して当山の御本尊としてお迎えしました。これらの像の特徴は、なんといっても金泥の彩色の華麗さ優美さと、お釈迦様 が宝冠を頂いている大変珍しいお姿であります。
(方広寺HPより・現地説明板もほぼ同様の記述)


本堂の外にある説明板にも「水戸黄門ゆかりの本尊さま」といった表記があります。
これらの像は平成25年に300年ぶりの修復を行い、平成26年に国の重要文化財の指定を受けました。
これにより方広寺は七尊菩薩堂と釈迦三尊像の二つの国重文を有する寺院となりました。



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よくお寺の本堂で上からぶら下がっている例のアレ

周りに誰もいない時などは真下からの撮影を試みることがあります。(→この時など)

このほか本堂内にはやたら由緒ありそうな鉄器や山岡雪舟書六曲屏風などが飾られています。



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本堂から出て拝観順路に従い渡り廊下を進むと、左手にお堂があります。
こちらが⑰観音堂



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観音堂の先は道が二手に分かれます。順路に従い左手の⑱開山堂へ。開山堂内部の撮影は禁止。中では寺宝である十六羅漢像の特別拝観が行われており、左右に八体ずつ分かれて安置されていました。



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開山堂内部の撮影は禁止なので、外の写真を。こちらは「開山の庭」。
正面の門は先ほど外からも眺めた「勅旨門」ですね。



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続いて先ほどの二股の道を右手に進み、先ほど参拝した半僧坊真殿へ。この建物も内側から中に入れるんですね。中に入る時ふと下を見ると「スリッパを脱いでお上がり下さい」の文字が。あれ、ここまでスリッパも何も履かずに来ちゃったよ。そういえば開山堂の内部とか、裸足(靴下)ではちょっと入りづらい床だったものなあ。まあ渡り廊下の床はそんなに冷たくなかったし、別にいいか。



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少し前には柵一つ隔てた向こう側からここを見学していたんだよなあ。なんか面白い。
建物奥は鎮守半僧坊大権現が祀られています。



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渡り廊下を戻る途中、山の斜面に伸びる石段があります。マップによると関係者以外立ち入り禁止の道で(靴がないから登りようもないが)、先には開山御廟があるようです。



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本堂に戻り、続いて裏手にある「裏庭園」へ。
らかんの庭与謝野晶子歌碑があります。



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ここで拝観順路は左手の階段の上を指している。せっかくなので外履きのサンダルに履き替えて登ってみますか。屋根付きの階段を登るのもまあまあ楽しいし、途中には「後醍醐天皇歌碑」なんてのもあります。それで一番上まで登ってみると、そこには⑳上天台舎利殿が建っています。・・・うーん、正直時間が余っている人以外はわざわざ登ってくることもないかも。



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上から眺めた寺院群の屋根にはなかなか圧倒されましたよ。
一番大きな屋根はもちろん本堂。左手のほうの建物は㉑知客寮
和風建築が密集している感じは良いですね。

・・・と、のんびり眺めている時間的余裕はないのでした。



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急いで元来た道を駆け降りる



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再び本堂に戻ってきました。
中には後から来た客がいて、御本尊の前でお祈りだかお話だかをしていました。



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大庫裡から退出するとき、入口から入ってすぐのところにスリッパがあったことに気付く。
そっか、ここにあったのか。見逃してたなあ。

足の裏を綺麗にしてから靴を履き外へ。見ごたえのある建物群でした。
マップを確認すると、まだいくつか残っている見学ポイントがあります。
全部は無理ですが、行けそうなところだけチェックしておきましょう。



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円明閣

平成2年6月竣工した宿坊。
収容人数100名。



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半僧杉

樹齢600年といわれる老木。樹高は43mあり、樹勢はいまだ良好。
明治14年の大火でも焼け残り御神木となった。



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下の道は「哲学の道」。⑦五百羅漢や⑧椎河龍王なども上から見えましたが、下まで降りていくのはやめておきました。ただでさえ現時点で時間オーバー気味なのに、この後予定外の追加見学スポット「竜ヶ岩洞」にも行かなくちゃいけないし。スケジュールが早くも崩壊気味ですよ。



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最後にもう一度この「亀背橋」を使って谷を渡って帰ることにしますか。

方広寺、見どころ満載でした。
一つ目の探訪地から早くも満足感に包まれましたが、まだ探訪の旅は始まったばかりです。
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コメント

No title

はじめまして
方広寺の検索でたまたまヒットしてブログ読ませてもらいました
写真も多くて直虎関係の記事も楽しく読ませてもらいました
竜ヶ岩洞もいきたくなりました

ブログを書くのは大変だとおもいますががんばってください
また遊びに来ますね

Re: No title

> なでしこさま

はじめまして。コメントありがとうございます。

直虎関連の旅は個人的にも大変楽しかったです。竜ヶ岩洞もおすすめです。
浜松城をあえて残しておいたので、まだ未訪のところと合わせて巡りたいと思います。

昔の記録が溜まりすぎていて消化するのにいっぱいいっぱいになることはしょっちゅうですが、
記事を書くこと自体は趣味のようなものなので楽しくやっています。
個人の趣味ブログですがもし何かの参考になれば幸いです。今後もよろしくお願いいたします。

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KD

Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。毎日欠かさず生野菜摂取中。
© 2010 城館探訪記

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