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鹿嶋砲台 ~異国船打払令により築かれた砲台~

竜串からR321サニーロードを東進し、土佐清水市街地を抜けるとR321は北に曲がり四万十方面へ。足摺岬方面へはここでr27へ分岐します。分岐点のところにあるお店が「サニーマート」というぴったりのネーミング。



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そのサニーマートの前を曲がると、すぐ右手にあるのが清水港の最奥部に浮かぶ瓢箪島。現在は東側が埋め立てられ陸続きになっています。この小島には鹿嶋神社が鎮座し、幕末には砲台が築かれました。



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東側 神社入口

この鳥居の手前に車2~3台程度停められるスペースがあるので、開いていればここまで車で来れます。
昼を回って暑さがより厳しくなってきたので、日陰に駐車することができてラッキー。

鹿嶋神社創立造営は文明年間(1473年)御土御門天皇の御字常陸国鹿嶋郡霞浦より、時の豪商鍵屋嘉右衛門と言える者此処に分霊し、勧請せり社殿は浜際に造営せしも宝永4年の大暴風波のため、傾倒して古文書では流失し、社殿を山中に移し、寛延4年(1752年)に改築、成就、享保6年(1722年)瓢箪島の南方に石段を築き足るも明和3年(1767年)御神託に依り是を廃して西方に改築す、現在の石段、即ち是なり、文政8年6月(1826年)国主の命に依りて御在役の出張あり、郷士を集めて瓢箪島の南方に砲台を築き異国船の防備となし、天保13年5月松平土佐守御巡覧ありて、当社において厳重な祭典を執行し郷士及び足軽の面々に命じて砲台に拠り優劣の射的をなし、記念として国主依り扁額の寄進あり、鹿嶋大明神扁額及び砲台、火薬庫跡地、鹿嶋神社社叢は土佐清水市指定保護文化財 (説明板参照)


句点が一切ないので独特の文章ですが、この地に砲台が築かれたことは明記されています。



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鳥居をくぐった先の右手にある大山祇神社

軽~くダッシュで参拝



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島の北側から回り込む形で参道を進み、西側に面した鳥居に到着。



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鳥居からの清水港の眺め



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また階段か・・・

このころからようやく今日は朝から階段登りっぱなしだなと気付き始める(笑)



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登った先の神社拝殿

この島の南面(拝殿の右手奥)に砲台跡があるといいますが、藪っていてよくわかりません。

鹿島砲台跡は鹿島神社本殿南側にあり、文政8年幕府の「異国船打払令」によって、土佐藩在役郷土等が港口に向けて構築した堀切状筒場の壕です。深さ2.5m・巾6.5m・奥行15mで、以前は右側に火薬車跡が残っていましたが現在は確認できません。
この砲台について、『鹿島神社記録』には天保13年5月(西暦1842年)山内豊道公が砲台の射的を巡覧したと記されています。
(土佐清水市HP参照)




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神社から降りて、西から南側を回って帰還。
遺構とは何ら関係ありませんが、どことなく台場っぽい景観に見えてしまうのが面白いところ。

そのまま東側に出ると・・・



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ねこちゃんが待っている!

しかしこのねこちゃん、おいでおいでしたら逃げてしまった。残念。

さて、周囲を一周して車まで戻ってきました。神社の由来記に砲台に関する記載があったので表示物ありで終了してもいいのですが、先人の情報によるとここには砲台を示す標柱も建っているという。

ということで周囲を探してみると・・・



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やった、標柱発見!

ん、なになに・・・「鹿 嶋 神 社 社 □」

・・・ちょっと違うな(最後読めない)。

あっ、後ろに何かある。



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無残に折れて埋もれている標柱!

発掘して葉っぱを取り除いてみると。



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鹿嶋神社の砲台

無事に標柱発見。よかったよかった。



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おやまたねこいた

さっきのねこさんかな



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南側対岸から眺めた瓢箪島

ちょうどこちらに面した南面に鹿嶋砲台が築かれました。


(ここでの推定階段上り下り数・・・180段 トータル・・・920段


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所在:高知県土佐清水市旭町
評価:

遺構は藪でよくわかりませんでしたが、もともとの砲台の規模も小さいので、仮に遺構が残っていても大したものではないのでしょう。標柱を発見できて個人的には満足ですが、あの標柱、もはや再起不能かな・・・
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KD

Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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