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大洲城② ~木造四層天守と現存櫓群~

本丸に入るとすぐに天守群と相対します。やや唐突感あり。



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四層天守と台所櫓

天守は本丸の南東隅に建てられ、北に高欄櫓、西に台所櫓を配置し渡り櫓で連結した複合連結式層塔型4重4階である。中央付近に心柱が通され、それに伴い2階の床には吹き抜けが造られていた。外観は、下見板張りで、比翼千鳥破風、千鳥破風、向唐破風で屋根を飾り、窓には連子窓が多用されたが、2階には華頭窓のみが並べられていた。

現在の天守は、大洲市市制施行50周年記念事業として平成16年(2004年)に竣工したもので、戦後初の当時の工法・木造で復元されたものである。明治時代に撮影された外観写真のほか、大洲藩作事棟梁の中村家に伝わる天守雛形(木組み模型)など内部構造を知ることができる資料が充実していたため、往時の姿をほぼ正確に復元することができた。このように、多くの資料が残ることは稀である。
(wiki参照)


実際は天守は本丸の北西隅に建てられ、東に台所櫓、南に高欄櫓が配置されており、古図を見ても現在の配置と同じになっています。wikiの記述は180度逆になっていますが、例によって記載誤りでしょう。毎回誤りだらけのwikiですが、一つの項目に最低一つは誤りを記載しないといけないルールでもあるのでしょうか。



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1枚目の写真だと左手の高欄櫓が見切れてしまっているので、南側からの写真も掲載。
手前高欄櫓、奥に天守、右手台所櫓。


それではいざ天守内へ。入城は台所櫓からで、料金は大人500円。
臥龍山荘との共通券(800円)を買おうか迷ったが、時間的に微妙なので単体券を購入。

チケット購入窓口で100名城スタンプ押印。
シャチハタタイプで良好、これで95箇所目。ラスト5。



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入口にある復元天守木組雛形 

正面には大洲城絵図もあり。
また通常スタンプも設置されています。



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台所櫓内部

二重二階の台所櫓は大洲城の櫓の中でも最大級のもので、国重文。
安政4年(1857)の大地震で大破、安政6年(1859)に再建。

鉄砲用や弓矢用の様々な狭間が設けられています。



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台所櫓から見た本丸北面石垣



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渡り櫓を通って天守へ。木造復元のため雰囲気あります。
木材もまだ新しいですね。



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心柱

心柱を有する天守は姫路城が有名ですが、実は他の天守ではあまり使われず、一般的な構造ではありません。大洲城天守の心柱は3階床下で上下2本に分かれています。



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天守大きさ比べ

大洲城の天守は四国に現存する他の天守と比較しても1番の高さ(石垣からの高さ19.15m)であり、四国内では現存しない高松城天守に次ぐ高さであったようです。



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天守雛形

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明治期の写真

古絵図や雛形、古写真といった史料が多く残されていることが大洲城天守の正確な復元に役立ちました。
このほか城の歴史や縄張り、天守の特徴といった説明資料が展示されています。



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天守建造の様子を再現した模型

この模型は人物一人一人の表情まで作り込まれている力作です。



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天守上層階に登る前に、先に高欄櫓へ。
現在の高欄櫓は台所櫓と同様に安政4年(1857)の大地震で大破し、万延元年(1860)に再建されたもの。
大洲城に残る4つの現存櫓のうちの一つで、国重文。

高欄櫓に入ると、おおっと、これは。



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これまた力作のジオラマ

これを見てわかりました。天守群に相対した時に感じた唐突感の理由を。このジオラマにあるような本来あるべき周囲を取り囲む塀や門が一切なく、本丸に入るといきなり天守群のみがドーンと建っていたのがそう感じる理由だったのでしょう。



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上からも見ることができるので縄張りも確認できます。
いわゆる「後堅固」の構えです。



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高欄櫓2階からの眺め



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続いて天守2階へ。心柱が伸び吹き抜け構造になっています。



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1階から2階への階段は普通ですが、2階から3階へ上がる階段は現存天守並みの急勾配になっています。忠実な再現ですが、高齢者にはきついでしょう。



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天守3階

柱材の調達先や鯱が展示されています。



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最上階・天守4階からの北側の眺め

肱川を背にした後堅固の構え。



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東側の眺め

正面の山は冨士山公園。肱川橋も見えます。



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高欄櫓



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台所櫓


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KD

Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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