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川浦口留番所 ~秩父往還・甲州側の番所~

秩父往還道関連で、最後に雁坂峠を越え甲州側に残る史跡を紹介します。



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川裏口留番所

R140雁坂道(甲州側の呼称)を走ると、三富川浦地区で山手側に門や建物が復元されている番所跡があります。



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甲斐九筋(*註)の一つに数えられる雁坂街道は甲斐と武州を結ぶ重要路として古くから開かれ、永徳4年(説明板には1382とあるが1384が正しい?)には関所が設けられ、戦国時代には武田信玄の北武蔵侵攻や秩父で産出された金を運ぶ為にも利用されました。

江戸時代関所は全国的に制度化されます。口留番所は「番屋」とも呼ばれ、人や物資の流入を取り締まる役割を果たし、通行手形は雁坂峠の東側の栃本関と呼応して発行されました。この時代には甲州街道の裏街道として多くの往来がありました。

江戸時代の川浦口留番所は15坪の敷地に番屋と門が設けられ、番人は1日2人ずつ24時間交代で任務にあたりました。当番日数は、川浦村6番、下荻原村2番、上柚木村4番、下柚木村8番、上釜口村2番、下釜口村2番、徳和村6番で計30番勤めました。

平成8年(1996)山梨市史跡に指定(説明板は合併前の三富村時代のもの)。

*甲斐九筋:甲斐国における古道の総称。「駿州往還(河内路)」・「中道往還(右左口路)」・「若彦路」・「甲斐路(御坂路)」・「青梅街道(萩原路)」・「秩父往還道(雁坂路)」・「穂坂路」・「大門嶺口」・「信州往還(逸見路)」



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往時の様子を再現



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秩父往還道(雁坂路) 甲府方面



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同じく雁坂峠方面



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所在:山梨県山梨市三富川浦
評価:★☆

事前情報はなく、たまたま道路を走行中に気になる建物を発見して立ち寄ったのがこの番所です。栃本関と同様、秩父往還を通行する者はこの関所を通過しないわけにはいきません。
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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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