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第14回箕輪城まつり(後編)

上泉秀綱4人抜き中。



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4人を続けざまに打ち破られた甲冑軍団。まだ戦意が衰えていない武者が残っていました。



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5番手に登場は、丸(日輪?)の前立てを兜に付け、永禄年間には似つかわしくないハイソな甲冑を身に着けた武者。このハイソ氏、のっけから全開で攻めまくります。秀綱はこれまでの連戦の影響でさすがに疲労の色が見え、防戦気味。



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秀綱、4番手の双頭の槍使い氏の死体につまずいて転倒という一幕も。
「バガボンド」とかだと「死体に道ずれにされる」的な描写になりそうな場面です。

問答無用の決闘ならここで勝負ありになるところですが、ポーズをとってしっかりと待ってあげるハイソ氏w



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仕切り直しで熱戦再開

ハイソ氏は再開後も互角以上の戦いを見せ、秀綱の槍をへし折るという戦果まで挙げます。



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戦いのさなか、背後をささーっと横切る姿が。
隙をついて捕らわれていた姫が脱出したようです。半ば存在を忘れていましたよ。

この脱出に誰も気付かない・・・何ともシュールな空気が・・・



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ここでダウンしていたちょんまげ氏がゾンビのごとく蘇り、「逃げるな!」と脱走する姫を捕らえようとするも、姫に華麗に躱され、さらに箕輪方の子供兵の攻撃を受けついにとどめを刺される。この寸劇がなかったら姫の脱出部分があまりにもシュールになりすぎていたところでした。盛り上げ上手な方です。



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寸劇に気をとられていた内に戦いも決着がつき、ついに秀綱5人抜き達成。
さすがは「上野国一本槍」と称された剣豪。

対する甲冑軍団で残るは姫を捕らえていた人と一番立派な装いの御大の2人のみとなったが。



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登場時の布陣

いよいよ御大の出番か。これは強そうだぞ。

・・・と思ったところ、まさかの「引けー!」の号令。



↓この時私の頭の中で思い起こされた場面
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いや、純粋にシナリオ通りの展開で、別に笑いも何も狙ってはいなかった場面でしょうけど、個人的には一番クスリと来たところでした。



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死屍累々

「引けー!」の号令に応えるものなしのところも少しツボ。
死体役にずっと徹しているのも見事です。

盛り上がった第6部は上泉秀綱の無双っぷりを遺憾なく発揮して幕を閉じました。

この秀綱のあまりの武勇に感嘆した信玄が大名格をもって招聘しようとするも、秀綱は固辞。信玄はさればと「信」の一字を与え、秀綱は「信綱」と改名したという逸話があります。戦後、神後宗治、疋田文五郎らの高弟と共に諸国流浪の旅に出たと伝わるこの信綱こそ、のちに「剣聖」と称される上泉伊勢守その人です。

ちなみに来春BSでこの上泉信綱を題材とする2時間ドラマが放送予定で、この日もまつり終了後に非公式のロケが行われていました。



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第7部 長野軍と武田軍の戦い

最後ということもあって一番激しくチャンバります。



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娘子隊の奮戦

さすがの甲冑軍団も分が悪し



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集中攻撃を受けるちょんまげ氏

娘子たちはダウンした相手にもお構いなく上から槍を突きまくるという、秀綱も真っ青のエグイ攻撃を繰り出し、ちょんまげ氏悶絶。



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最後のチャンバリング

大乱戦ののち、ついに武田軍撤退。



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長野軍が勝鬨を挙げ、攻防戦終了

いや~、面白かったです。
来年も都合がつけば見にきたいと思います。

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さて、まつり全体の感想ですが、いわゆる「地域のまつり」「例年やっている祭り」としての位置づけなら、現時点で十分完成レベルに到達していると思います。県内にはほかに白井や甘楽、総社秋元の武者行列などがありますが、このような充実した攻防戦を行っているのはここ箕輪のみです。単なる地域の歴史まつりという位置づけなら、県内最高峰のイベントでしょう。

しかし、もっと上を目指すなら、まだまだ改善の余地はあります。もっと上というのは、県内のみならず県外からも集客し、最終的には全国から歴史好きを集めるイベントまでもっていく、という目標です。荒唐無稽な目標のように思えるかもしれませんが、日本100名城の箕輪城を舞台とし、剣聖のエピソードもあることを考えれば決してありえない事ではありません。私は東海・近畿あたりでよく開催されている先進的な歴史イベントにもちょくちょく出席していますが、ポテンシャルでは全く引けを取っていないどころか、毎年国会議員の先生まで出席している歴史イベントなんて、先進地でも聞いたことありませんよ。今回はオール上州に近い流れでストーリーを練られたようで、大変斬新だったと思います。ラストのほうでは宇都宮だの佐竹だの里見だのといった名前まで挙げて、オール上州どころかオール関八州(北条除く)まで話を広げていましたが、これも中々挑戦的なシナリオでよかったと思います。ただし、佐竹が対武田で同盟するとは思えませんが・・・まあ細かいことは少しずつ詰めていけばよいのです。んで、改善の余地というのは、いわゆる「地域のまつり」的な要素を徐々に薄めていくことです。市議会議長の祝辞とかいう行政色の強い形式的なところはすっ飛ばして、より歴史イベント色を強化することです。そのようにすることで全国の歴史好きの人のアンテナにも引っかかってくることでしょう。好きな人は遠くからでもわざわざやってくるというのが趣味の世界ですから。・・・あ、でも地元の小中学生は出演を続けてほしいですね。言ってることが矛盾しているように思われるかもしれませんが、要は「地元の人が主体となって内向きではなく全国に開かれたイベントにする」ということですかね。次回はきりのいい第15回ということで、より開かれたオリジナリティのある歴史イベントになることを期待して、感想を締めたいと思います。

最後に周辺探索。



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大音響の大砲

どこから持って来たんですかね。もしかしたらお手製のものかも。本当に砲撃できたら銃刀法にかかりそうだけれど(笑)、これはどちらかと言ったら消防がらみ(煙火関係)のほうかな。



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む、大堀切方面はなんだか様子がおかしい



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お~、ずいぶんきれいになっている。

城門の復元が行われていることは以前から情報は持っていましたが、復元後実際に見に来たのは初めて。
復元される木製城門は2か所で、こちらは「郭馬出西虎口門(櫓門)」。もう一つは「本丸西虎口門(高麗門)」。
来年のまつりの頃には両方とも完成しているかな。こちらも楽しみにしましょう。
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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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