FC2ブログ

記事一覧

和歌山城⑤ ~現存岡口門と広大な水堀~

連立式天守内部を心行くまで堪能した後退出。
表坂側から本丸を後にします。



PA080488.jpg PA080492.jpg
本丸南側下の登城路は折れが重なり、石垣も高さがあって守りは厳重。
このあたり迫力があって何度も振り返りながら撮影してしまいました。



PA080497.jpg
下っていく途中、南側下を見ると動物園がありました。市民の憩いの場となっている近世城郭には動物園が併設されていることも多々あります。探索がてら後で寄ってみましょう。



PA080505.jpg
七福の庭

七福神が宝船に乗っている様子を七個の巨石を配置して表現した庭。岩は緑色片岩(紀州青石)が用いられています。その②でも触れたとおり、七福の庭は本来山上の本丸御殿中庭にありましたが、大正12年に給水場が計画されたため、松の丸のこの場所へ移設されました。



PA080507.jpg
松の丸跡

本丸御殿跡(右手上)の南側下にあり、細長い帯曲輪状になっています。
左手側下にある南の丸跡(現動物園)とは高低差があり、急峻な石垣で隔てられています。



PA080509.jpg PA080511.jpg
PA080521.jpg PA080516.jpg
松の丸の東側先端にある櫓台跡からは表坂や岡中門跡、岡口門、水堀までよく見渡すことができます。この場所から紀州徳川家初代・頼宣が紀州富士(龍門山)を眺め、故郷の駿河国を偲んだといわれています。



PA080525.jpg表坂上 

PA080530.jpg表坂下

本丸への主要登城口であり、守りの堅さと見栄えの良さは裏坂よりも断然上回っています。



PA080534.jpg
現地で入手したマップには特に記載はありませんが、表坂を下りたところの平場は御蔵の丸と呼ぶようです(wiki参照)。ここには市電の敷石や防空壕跡などが見られます。また東堀沿いの石垣にはかつて多聞櫓が建てられていたため、城兵の昇降用の長大な雁木が残っています。

雁木を登ってみると・・・



PA080537.jpg
わお。広大な水堀。



PA080543.jpg
この東側水堀は和歌山城の水堀で最も幅広に残っている部分。
この部分だけなら同じく水堀に定評がある篠山城広島城佐賀城の水堀にも引けを取りません。

*広島城の先行公開の記事の内容と写真が一致していない理由は佐賀城を参照のこと。



PA080541.jpg
突端まで進むのはお約束 
いつかマジで転落しかねんな・・・

雁木上の水堀沿いはいい休憩スペースになっているのか、ベンチで仰向けになって熟睡しているオッチャンを2名目撃。



PA080549.jpg
岡中門跡

2度の折れあり。



PA080550.jpg
松の丸櫓台石垣

岡中門跡の上に聳える高石垣。本日1番の大迫力。



PA080551.jpg
本丸周辺の野面積みと異なり、この石垣は部分的に切り込み接ぎが利用されています。

う~ん、せっかくの高石垣なのに比較対象がないので規模が伝わりにくい・・・



PA080552.jpg
少し待っても誰も来る気配がなかったのであきらめてその場を離れた後、後ろを振り返ったらちょうど通行人の姿が!
すかさずシャッターチャンス(笑)



PA080555.jpg
岡口門

浅野時代には大手門であったが、浅野時代の後期に大手門から搦手門として修復された。1621年(元和7年)に徳川頼宣が行った城の大改修の際に再建された櫓門が現存している。現在の門櫓は切妻屋根であるが当初は、門櫓の両側に続櫓があった。 (wiki参照)


戦争の空襲でも焼けずに残った数少ない建築物で、続塀(北に続く土塀)とともに国の重要文化財に指定されています。



PA080559s.jpg
岡口門内部の様子(現地説明板より)



PA080556.jpg PA080557.jpg
む。ぬこちゃん発見。
気配を絶っていても私のねこセンサーからは逃れられないよ。

なでなでしようとしたら立ち去られてしまった。ショック。



PA080567.jpg
岡口門からいったん外へ。
水堀越しに見る城の光景はやはりいいですね。



PA080573.jpg
岡口門越しの天守

城内でも屈指の天守撮影スポット。ただしこのアングルを撮影するには岡口門からかなり離れ、南側の県道入口の付近からズームで撮影する必要があります。直線距離が長いので人が写り込まない写真を撮るにはかなり時間帯を選ぶことになると思います。


その⑥へ
関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリ

プロフィール

KD

Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

フリーエリア

Twitter

スポンサーリンク

カレンダー

10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

メールフォーム

お問い合わせはこちらからどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文: