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扇ヶ浜台場 ~黒船来襲に備えた砲台~

千畳敷を出て白浜町から田辺市入り。
そのまま田辺湾をぐるりと周り、田辺市役所近くにある「カトリック紀伊田辺教会」へ。



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カトリック紀伊田辺教会

この場所は幕末に台場が築かれたところであるといいます。



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台場跡であることを示す表示

ペリーが浦賀を去った嘉永六年(1853)、幕府は諸藩に台場の建設を命令したが、田辺領ではそれに先立ち佐久間象山に学んだ柏木兵右衛門(淡水)が中心となって台場の必要性を論じ、和歌山藩の許可を得て台場築造を始めます。台場は安政元年(1854)完成しました。



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完成した扇ヶ浜台場の規模は全長約180mで、海に面して約9メートルの塁壁を築いていたといいます。備砲は48斤の「ベキサンス砲」、18斤の「カノン砲」をはじめ、各種野戦砲、ハンド臼砲数門があったとのこと。『田辺沿革小史記事本来』によれば試射を行った記録が残されており、砲弾は田辺湾入り口の白浜半島沖に着弾したとされます。

台場は明治維新後廃され、その後土取りで大きく形を変えました。



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所在:和歌山県田辺市上屋敷2丁目(扇ヶ浜)
評価:

一応表示物ありとしての評価。遺構目的の人はわざわざ立ち寄らなくともよいでしょう。近くの扇ヶ浜公園には熊野水軍出陣の地の碑などがあり、そちらをぶらぶらするほうが楽しめそうです。
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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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