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丸山千枚田

獅子岩を眺めた後、海岸沿いの道から離れR311で内陸部へ。
山間の道ではあるが、交通量は少なく走行するには快適。
しかしトンネルを潜るたびにどんどん山深くなってくる・・・



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ついさっきまで海沿いにいたとは思えない山深さ

「風伝トンネル」を越えると、右手に大きく「丸山千枚田」の看板があるのが目に入ります。
隣には「国史跡 赤木城跡」の表示も。
ここで右折し、r40へ。
この県道は一部道路改良が進んできているものの、ブラインドコーナーが連続する区間もあり、おまけに狭路のためテクニカルな運転が求められます。しかもド山奥にもかかわらず、奥に集落があるためかたまに軽トラの対向車がやってくるという、運転には気を遣う道です。



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狭路区間を抜けると視界が開け、路肩も広くなって駐車スペースが造られている場所があります。駐車スペースといっても縦列で3台も停めればキャパ限界ですが、これまでの狭路区間を思えば充分な広さといえます。



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ここは丸山千枚田を一望できる場所

丸山千枚田については赤木城へ向かう道を調べているときに知り、訪問リストに入れておいた場所です。

丸山千枚田(まるやませんまいだ)は、三重県熊野市紀和町丸山地区にある白倉山(標高736m)の南西斜面を利用した棚田群。
千枚田と言われるが、実際には高低差160m(標高90-250m)の谷合に約1,340枚(7ha)の棚田がある。最も小さい田は、1枚で0.5㎡しかない。棚田の法面は野面積み(のづらづみ)を主とした石積みであり、西日本に多く見られる方式である。 


現状約1,340枚。



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丸山千枚田の絶景

丸山千枚田がいつ頃から存在したかは明らかではない。丸山で最初の検地が実施されたのは天正18年(1590年)のことである。関ヶ原の戦いの後、浅野幸長が紀伊に移封され、慶長6年(1601年)に検地が行われたときには既に約2,240枚の棚田があったとされる。安斎忠雄が1898年(明治31年)の測量図を推定したところ、この時の棚田は2,483枚であった。


最も多かったころで2,483枚?



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こちらは千枚田見晴台から700mほど進んだところにある千枚田入口に設置されている案内図

丸山千枚田の価値を最初に見出したのは地理学者の中島峰広であり、1974年(昭和49年)に「本邦における棚田地域の地理学的研究」という論文を執筆している。棚田経営は近くの銅鉱を中心とした鉱山での労働との兼業によって維持されていたが、1978年(昭和53年)に鉱山が閉山、労働力の流出を招いた。後継者不足と高齢化、更に当時の減反政策やコメの価格低迷、機械化が難しいことなどの要因も重なり、耕作放棄が進み、1992年(平成4年)には530枚まで減少した。


一時530枚まで減少。



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千枚田の真ん中にある巨石。上の案内図にも表示されています。

この歴史的遺産を残すため、当時の紀和町の町長が1993年(平成5年)7月7日に座談会を開き、住民が棚田の復興に努力するのであれば行政として支援する旨を表明、同年8月20日に「丸山千枚田保存会」が結成された。同会は丸山地区の住民31戸が加入し、農林水産省から2004年(平成16年)度の「立ち上がる農山漁村」(交流分野)に選定された。 1994年(平成6年)には紀和町が日本初の千枚田を保存する「紀和町丸山千枚田条例」(平成6年紀和町条例第1号)を制定した。紀和町は2005年(平成17年)11月1日に熊野市と合併し地方公共団体としては消滅したが、条例は新・熊野市に引き継がれた(「熊野市丸山千枚田条例」平成17年11月1日熊野市条例第109号)。 (以上、wiki参照)




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住民の努力もあり日本一の千枚田が復活。日本の棚田百選のひとつにもなっています。

私がこれまで見た棚田百選の中では道の駅千枚田ポケットパークから見た石川県輪島市の「白米千枚田」が一番印象深かったのですが、それを越えて私的棚田印象値暫定1位に躍り出たかもしれません。
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由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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