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松坂城③ ~城のある町にて~

きたい丸から本丸上段の裏側へ。



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本丸上段の北側下には藤見櫓跡・鐘ノ櫓跡が守りを固めています。



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鐘ノ櫓跡のところの本丸上段石垣には穴が開いていますが、排水路でしょうか。前回訪問時にもここの写真を撮っているのですが、石垣下に水受けのような構造があるのは今回改めて観察して初めて気が付きました。



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本丸下段

正面は金ノ間櫓跡の石垣。



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本丸下段の東隅にある月見櫓跡

ここには「月見櫓跡」の碑のほかにもう一つ「御跡」の碑がありますが、何の跡なのでしょう?



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梶井基次郎文学碑

松阪は梶井基次郎の短編小説「城のある町にて」の舞台となっています。

・・・
今、空は悲しいまで晴れていた。そしてその下に町は甍を並べていた。
白堊の小学校。土蔵作りの銀行。寺の屋根。そしてそこここ、西洋菓子の間に詰めてあるカンナ屑めいて、緑色の植物が家々の間から萌え出ている。・・・




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(前回訪問時・歴史民俗資料館内展示資料)



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月見櫓跡から見た本丸下段高石垣

比較対象の人物が写り込んでいないのでわかりにくいのですが、この場所の石垣は城内でも有数の高さがあります。



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ここから下をのぞき込むのは命を危険にさらすことなので十分注意しましょう。



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表門跡を眼下に見下ろす



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遠見櫓跡

表門側の要の櫓の一つ。月見櫓とは多聞で接続されていました。



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遠見櫓跡から眺めた鐘ノ櫓跡

いずれの櫓も内側から見ると大したことなく感じますが、外側から見ると非常に堅固な構えです。



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助左衛門御門跡

左手頭上に遠見櫓跡、右手頭上に鐘ノ櫓跡。



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松阪市立歴史民俗資料館

明治44年(1911)建築に着工、翌45年から飯南郡図書館として開館した建物で、国登録有形文化財。
100名城スタンプ設置場所で、前回訪問時に入館・押印済み。
今回はすでに閉館時間となっていたので外観のみ。



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散策マップ

典型的な一二三段の平山城で、四五百森の独立丘をうまく利用した堅城となっています。



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本丸下段高石垣

野面積み主体でここまでの高さの石垣を築けるとは。



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表門跡

こちらから入城すると正面の高石垣の威圧感を強く感じます。



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いったん表門の外側へ

城址碑や説明板の類が充実しています。



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再び城内へ。南側の二ノ丸へ向かいます。
この写真付近に土戸御門があったといいます。
右手頭上は本丸下段の月見櫓跡。先ほどはあの突端から下をのぞき込んでいました。



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二ノ丸には徳川陣屋跡の碑があります。松坂藩廃藩後に御三家紀州藩により城代が置かれ、南伊勢国内17万9千石を統括することになります。
樹齢三百数十年の紫藤も相変わらず元気。



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城内には記念碑の類が多いのですが、特に二ノ丸にはたくさんあります。対岸は隠居丸。

ここで梶井基次郎の気分で城下を眺めていると・・・



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む、あやしい天守発見!



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御城番屋敷の光景で探索の締めとさせていただきます。



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所在:三重県松阪市殿町
評価:★★★★☆

百名城の名に恥じない総石垣の堅城。wikiにおいても「蒲生氏郷の美意識の高さを感じられる」「近世の先駆けとなる名城」とまで記されているのも納得です。今回掲載した分に加え、歴史民俗資料館の展示や特別史跡の本居宣長旧宅を紹介してほぼ完全版となりますが、写真がないのでまたの機会に。ウワモノ(いわゆる建築物系)はなく、復元の話も今のところ特には進んでいないようですが、逆に言えば復元の伸びしろが大きいともいえます。今後の可能性も含めての評価。
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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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