FC2ブログ

記事一覧

神戸城 ~かつて5層天守が築かれた城~

近世神戸藩の藩庁が置かれた神戸城
県立神戸高校の敷地周辺一帯が跡地で、高校西側には本丸部分が公園となって残っています。

公園用の無料駐車場に駐車し登城開始。



PA050250.jpg
本丸内にある城址碑



PA050251.jpg

伊勢平氏の子孫関氏の一族神戸氏は、南北朝時代(14世紀)飯野寺家町の地に沢城を築いたが、神戸氏4代の具盛が天文年間(1532年 - 1555年)にこの地に神戸城を築城し、本拠を移した。
神戸氏7代の友盛は北勢に威を振るったが、織田軍滝川一益の侵攻に和睦し、永禄11年(1568)信長の三男、信孝を養子に迎え和睦した(神戸信孝)。
信孝は城をより強固に改修し、天正18年(1580)金箔の瓦を用いた五重の天守を築いた。しかし本能寺の変の後岐阜城に移り、翌年羽柴秀吉と対立して知多半島で自刃した。
関ヶ原合戦後、一柳直盛が5万石で封ぜられ、その後一時期天領となった時期もあったが、慶安3年(1650年)、石川総長が1万石で当地に封じられた。享保17年(1732年)には本多忠統が2万石で封じられ、城を修築し入城した。以降明治維新まで、本多氏7代が居城として用いた。

本丸には野面積みの天守台があり、かつては神戸信孝により5重6階の天守が築かれ、北東に小天守と南西に付櫓がある複合連結式の天守であったことが確認されている。天守は文禄4年(1595年)に解体され、桑名城に三重櫓として移築され神戸櫓と呼ばれた。現在城の中心部は神戸公園となり、二の丸跡には、三重県立神戸高等学校が建てられている。 (説明板・wiki等参照)




PA050251sa.jpg
縄張図

神戸高校の敷地も表示されているので、現状と照らし合わせやすくなってます。



PA050253.jpg
本丸を囲う土塁

意外と厚みがあります。



PA050258.jpg
天守台 南東側

この城の一番の見どころでしょう。
神戸信孝時代にはここに五層の壮麗な天守が建っていたといいます。



PA050260.jpg
南東隅石垣

野面積みの石垣。この荒々しさを好む人も多そうです。



PA050264.jpg PA050262.jpg
天守台上

碑は明治9年に設置されたもので、本多忠統や神戸信孝の名も刻まれています。



PA050266.jpg PA050267.jpg
例によって突端から 転落注意



PA050268.jpg
天守台 北西側



PA050269.jpg
北西隅石垣

こういう石垣もいいですね。



PA050272.jpg
本丸堀 本丸西側下から



PA050273.jpg
本丸北西側下から

縄張図を見ると、本来の堀幅はもっとずっと広かったようです。



PA050246.jpg
旧制神戸中学校正門

城とは直接関係ありませんが、神戸高校を通過する際に見つけたので合わせて紹介しておきます。

この旧正門は本校の前身である旧制神戸中学校が創立された大正9年の2年後、大正11年に建立された。爾来、青雲の志を持った幾多の神中健児とこれに続く神高生がこの門をくぐった。大正・昭和と年は移り月日は流れたが、この門は質実剛健文武両道の校風を継承し、伝統と歴史を刻み、風雪に耐えてきた本校のシンボルである。昭和45年、校舎の増改築時に旧正門をそのまま保存し、近代的で間口の広い現正門が建立された。 (説明板参照)




=============================================
所在:三重県鈴鹿市神戸5丁目
評価:★★★

城域の多くは高校敷地や宅地化の波にのまれていますが、本丸周辺部分は公園となって綺麗に保存されています。今回見ることはできませんでしたが、四日市市西日野町の顕正寺には移築大手門が、鈴鹿市東玉垣町の蓮華寺には移築太鼓櫓がそれぞれ残っています。余裕のある方はこちらもチェックしておきましょう。
=============================================
関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリ

プロフィール

KD

Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

フリーエリア

Twitter

スポンサーリンク

カレンダー

10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

メールフォーム

お問い合わせはこちらからどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文: