FC2ブログ

記事一覧

戸切地陣屋② ~星形要塞完存~

P5090632.jpg P5090631.jpg
社から北西側の土塁を進み裏門へ



P5090636.jpg
裏門側も正門側と同じく馬隠しが設置されています



P5090638.jpg P5090640.jpg
陣屋北西側にある裏門(説明板によると「裏御門」・南東側の門は「表御門」)

ここから北側の林の中には「清川遺跡」なる標柱が建っていました。詳細は不明。



P5090643.jpg
北西側の堀と土塁

東側の堀と比べるとかなり埋まってしまっているようですが、それでもよく残っています。



P5090645.jpg
北側先端の鋭角部分



P5090649.jpg
北東側



P5090651.jpg
東側に突出したいわゆる「亀の首」部分



P5090593s.jpg
再掲陣屋図

この図の右下部分です。



P5090653.jpg
矢印部分が「砲座」

反対側にも3ヶ所あり、この稜堡部分に6基の砲座が設置されています。この地点の火力は十分ですが、砲座が設置されているのはこの稜堡部分のみなので、ほかの方角は少し心もとないものがあります。四隅すべてこの稜堡と同じ構造にすれば防御力は格段に上がったはずですが、そうしなかった何かしらの理由(*)があるのでしょう。

*陣屋築造当時の状況だと、この陣屋が攻められるとすると地形的に東(東南)側からだけだったようです。内戦を想定しての造りではなかったので裏側の防御は甘く、そのため箱館戦争時にはここでは抗戦できずに自落したのでしょう。



P5090654.jpg P5090655.jpg
P5090661.jpg P5090662.jpg
東側稜堡

この陣屋の一番の見どころ部分でしょうか。いくら眺めても見飽きません。



P5090658.jpg
東側稜堡先端

すごいですね。戦艦の艦首みたいですよ。
鋭角好きの人にはこの場所は大いにおすすめ。



P5090659.jpg
ちょうどいい具合に車が通りがかってくれました。
こういうものが映りこむと、後から見返すときにサイズの比較対象として大いに役立ちます。



=============================================
所在:北海道北斗市野崎
評価:★★★★

私的真百名城選定候補。土塁・堀・塁線が見事に残っています。日本にある稜堡式城郭の中では五稜郭についで見ごたえあるもので、もっと有名になってもおかしくない陣屋です。陣屋を含めた一帯は「戸切地陣屋跡史跡公園」として整備されており、「日本の歴史公園100選」にも選定されています(100選といいつつ250ヶ所ありますが)。いつか満開の桜のトンネルを見てみたいものです。
=============================================
関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリ

プロフィール

KD

Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

フリーエリア

Twitter

スポンサーリンク

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

メールフォーム

お問い合わせはこちらからどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文: