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戸切地陣屋① ~松前藩の四稜郭~

ようやく今回の北の大地の旅も終わりに近づいてきました。
最終日の本日は朝の弁天台場から午前中だけで何ヵ所の城館を巡ったのだろう。
丸1日あれば30ヵ所は余裕で巡れたペースだったな・・・

さて、北斗市にある国指定史跡・戸切地陣屋(へきりちじんや)は、江戸幕府の命により松前藩が安政2年(1855)に構築した洋式城塞です。



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r96沿いに陣屋入口の表示あり



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陣屋前には広い無料駐車場があります。
まつりの準備中なのか終わった後なのかわかりませんが、テントが立ち並んでいていました。

溝のような通路がありますが、遺構でしょうか。



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陣屋正門からまっすぐ伸びる通路

遺構とは違うようですが、この通路は下の道道96号まで繋がっており、約800mにわたって続く桜並木となっています(通称「桜のトンネル」)。日露戦争の戦勝を記念して、1905(明治38)年に函館の豪商・岩船峯次郎が植えたのが始まりということです。

桜の開花時期は5月上旬から中旬にかけてということで、まさにドンピシャの期間のはずですが、全く咲いていません(:_;)
開花時期がずれたのだろうか・・・



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陣屋正門

雰囲気がステキ。

江戸時代末期の箱館開港に伴い、江戸幕府の命により松前藩が蝦夷地防衛のため1855年(安政2年)に構築した日本国内初の洋式城塞。松前藩士藤原主馬の設計によって縄張りされた。四稜郭で6基の砲座が添えられる構造となっており、郭内には17棟の建物跡があって120~160名の松前藩士らが生活していたと考えられている。1868年(明治元年)からの箱館戦争により旧幕府軍が進撃してきたため、守護隊自らが火を放って退却した。名称について穴平陣屋、松前陣屋、清川陣屋などと呼ばれていたが、1965年(昭和40年)に国の「史跡」指定となった後は「松前藩戸切地陣屋跡」としている。 (wiki参照・要出典部分多し)




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陣屋図 

手裏剣型の構造で一か所亀が首を出したような形をしており、亀の頭部分に六つの砲座があります。
函館にある四稜郭よりもこちらの陣屋のほうが築城が早く、規模もはるかに大きいので、「四稜郭」の名称はこの陣屋のほうがふさわしいとさえ思えます。



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正門右手の堀

これまで巡ってきたほかの「陣屋」と比べて、土塁の高さも堀の深さもただ事ではありません。
完全に戦いを意識した「城郭」となっています。
土塁外側中段には犬走り状の通路が見受けられます。



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門をくぐると正面には目隠し土塁(説明板によると「馬隠し」)をバックに陣屋跡の石碑が立っています。



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ここはいわゆる虎口空間となっており、迂回しないと郭内へは進めません。



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郭内

17棟の建物が立ち並び、120人が常駐していたというだけあって広いです。
戦時にはもっと兵を増員することも可能でしょう。



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南~南西側の土塁・堀

土塁の外側は全方位堀で囲まれていますが、南西側の堀はやや浅めのようです。



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馬隠しの土塁と正門を内部から

馬隠しの背後はスロープが付いていて上に登ることができます。あるいは正面に大砲を設置することもできたでしょうか。



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備頭・目付詰所跡 諸士詰所跡 足軽詰所跡 蔵跡
筒入跡 文庫跡 米蔵跡 馬屋跡 鉄砲入跡 etc.etc...

それぞれの建物に逐一説明板が設置されているのが好印象。



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北側稜堡先端部分にある社


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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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