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五稜郭④ ~Star fort(星形要塞)~

奉行所の正面に建物跡スペースがあります。


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供溜腰掛跡 

奉行所内に入ることが許されない従者が待機する建物。
背後には奉行所西側の一角を区画するような小規模の仕切り土塁があります。



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兵糧庫・板庫・土蔵

左側の建物が兵糧庫で、築造当時から唯一現存する建物。明治30年代に函館要塞砲兵大隊の兵舎として使用され、一般開放後、大正6年(1917)から片上楽天が私設の展示館「懐古館」を開き箱館戦争の資料を展示していたほか、市立博物館の科学教室としても使用されていたことがあるということです。復元工事が行われ現在の姿となっています。

板庫(いたくら)・土蔵は、兵糧庫の北側に2間ずつ離れて、3棟並んで建っていたもの。奉行所と合わせて復元され、板庫は売店および休憩所、土蔵は管理事務所に使用されています。



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先ほど奉行所内に100名城スタンプがなかったので、設置場所を探して軽く城内を一回りしてしまったのですが、結局見つからず。再度奉行所に戻って係のおねえさんに確認したところ、目の前のこちらの施設に設置されていると教えてもらいました。売店があるのは当初から認識してはいましたが、外部に例のステッカーが貼られていないのでややわかりにくかったところです。
売店カウンターで申し出るとスタンプを出してもらえます。押印スペースが確保されていないので若干せわしなかったですが、外部放置型のスタンプではないので状態は良好。これで90ヶ所目のスタンプとなりました。
通常スタンプもありますので忘れずに。



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休憩所前のベニヤエシダレ


続いて稜堡部分の探索


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再掲 五稜郭

五稜郭は水堀で囲まれた五芒星型の堡塁と1ヶ所の半月堡(馬出堡)からなり、堡塁には本塁(土塁)が築かれ、その内側に奉行所などの建物が建築されるという構造になっています。
まさに典型的なStar fort(=星形要塞)です。



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本塁上から、北東側の堡塁の折れ部分

本塁の高さは7.5メートル、幅は土台部分で30メートル、上部の塁道が8メートルあり、塁道は砲台として使用されました。



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北東角の堡塁上へまっすぐ伸びるスロープ

これは本塁の上に大砲を運ぶための坂で、5か所の稜堡それぞれに造られています。



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その位置図 赤いラインがスロープ

南東側には長屋跡に重複して並行する2本の溝が発見されており、箱館戦争の際に長屋を壊して大砲を運んだ際についた轍跡であると考えられています。



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東側堡塁

堡塁中央に切れ目があります。現在は北側と南西側の2か所のみ橋が架かっていますが、築造当時にはこちら側にも橋が架けられており、出入口となっていました。



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東側出入口跡の内側にある見隠塁

高さおよそ5.5メートル。この場所も虎口であったことの名残です。



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南西側の堡塁

比較対象の人物を映り込ませると、この圧倒的な厚みというものをより感じ取ることができます。



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大手口の本塁石垣の最上部には槹出(刎ね出し)が付いています。
いわゆる武者返しで、龍岡城のほか人吉城にも同様の構造が残っています。



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槹出を上から見たところ



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わかりにくいですが、西側稜堡先端部分



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上から見た藤棚

二の橋を渡り郭内に入った正面にあり、5、6月に見頃を迎える。五稜郭公園開園当時に園内の食堂経営者が別の場所に植樹したもので、1920年以降に函館市により現在地に移設されたといわれる。奉行所復元工事の際、同所に表門があったとして、門の復元のため移設されそうになったが、市民の保存運動により残された。




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南西側、聳え立つ五稜郭タワー

団体さんがぞろぞろやってきます。あの列を敵軍と想定すると、この場所からの格好の側射の的になります。



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視線を少し左にずらすと、特徴的な構造物・半月堡を発見



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満開


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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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