FC2ブログ

記事一覧

五稜郭⑤ ~幕末の見果てぬ夢の象徴~

蝦夷共和国(えぞきょうわこく)は、戊辰戦争末期に蝦夷地(北海道)を制圧した旧幕府軍勢力による「事実上の政権」を指す俗称。箱館政権とも称される。




P5090414.jpg P5090415.jpg
二の橋

こちら側が大手ルートにあたり、観光客が大勢押し寄せてきます。

江戸時代後期、慶応3年(1867年)に15代征夷大将軍徳川慶喜が大政奉還を行って江戸幕府が消滅し、山岡鉄太郎の斡旋により新政府軍の大総督府参謀である西郷隆盛と徳川家陸軍総裁の勝海舟の会談で江戸城の無血開城が決定する。海軍副総裁榎本武揚は旧幕臣の保護と北辺防備を目的として慶応4年(1868年)8月19日に品川沖から開陽丸を旗艦に8隻の軍艦を率いて江戸を脱出し、蝦夷地に向かった。途中仙台で会津戦争で敗走した伝習隊、旧新選組や彰義隊の残党を吸収し、北上、鷲ノ木に上陸し、各地を平定、五稜郭を攻略し、府知事清水谷公考を敗走させ、蝦夷地全島を支配下に置いた。 (wiki参照・以下同じ)

 


P5090420.jpg
観光客の流れがひと段落するところを見計らい、振り向いて一枚。
表門にあたる場所です。



P5090417.jpg P5090422.jpg
二の橋上から



P5090423.jpg
城内側から見て二の橋の正面先にあるのが半月堡(ラヴェラン)。
星形要塞の要となる部分です。



P5090428.jpg
半月堡は近くで見ると高低差もあり、この部分単体でもちょっとした砦といえます。日本旧来の城でいうところの馬出に該当し、虎口の防備を強化する究極の形態といっても過言ではありません。



P5090431.jpg
半月堡上部先端

世の中には先端恐怖症というものがありますが、それとは逆に先端に近づきたがるのはなんという症状なのでしょうか。



P5090433.jpg
先端に立つ

写真だと高さ・奥行きがつかみにくいのですが、結構危険です。



P5090434.jpg
さらに極地へ

キケン ぶるぶる



P5090435.jpg
ここはいわるゆ槹出(タブレット)部分であった

なんというところに・・・



P5090430.jpg
半月堡から眺めた一の橋方向



P5090448.jpg P5090449.jpg
一の橋

表門に向かうにはこの橋を渡って必ず半月堡を経由しなければならず、進路が極端に制限されます。



P5090452.jpg
立派な石碑のある正面口



P5090456.jpg
五稜郭模型

半月堡の拠点としての重要性が、この模型からも感じ取れるかと思います。この模型は往時を再現しており、現在はない東側(北東側)の橋や一の橋の反対側の橋なども表示されています。



P5090459.jpg
こちら側から入城するほうが雰囲気が感じ取れておすすめです。

榎本らは「蝦夷共和国」と名乗ったことはなく、また独立主権国家たると宣言したわけでもない。また、主権的な独立や地方割拠を目論んだわけではないため、「政権」「共和国」などの呼称は適切ではない。




P5090467.jpg
外周

最初に「共和国(リパブリック)」という表現を使ったのは、1868年11月、英仏軍艦艦長に随行し、榎本と会見した英国公使館書記官アダムズだった。彼が1874年に書いた著書 History of Japan において、箱館政庁を "republic" と紹介し、その後、アダムズの表現に倣う者が大多数となった。

その目的・内実からいえば「旧徳川将軍家遺臣による蝦夷地開拓団」である。




P5090469.jpg
外周

新しい時代の象徴として誕生した五稜郭は封建制度の終焉の地となりましたが、昭和27年特別史跡に指定され、現在は函館を代表する観光地に生まれ変わりました。



P5090470.jpg
函館市中央図書館内にあるステンドグラス

半月堡を五つ備えた完全系の姿となっていました。



=============================================
所在:北海道函館市五稜郭町
評価:★★★★★

函館を代表する観光地なだけあり、整備状況は最良。復元された奉行所は展示資料も建築そのものも見ごたえあり。歴史性が高いため、ロマンを求めて訪れる方も多いのでしょう。縄張りマニアは稜堡沿いに一周してうっとりしましょう(笑)。北海道新幹線も開通することですし、今年の春は函館が熱いかもしれませんね。
=============================================
関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリ

プロフィール

KD

Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

フリーエリア

Twitter

スポンサーリンク

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

メールフォーム

お問い合わせはこちらからどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文: