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金山城① ~光秀が築いた丹波制圧の拠点~

10月10日早朝、私は篠山盆地の北西、柏原との境にある金山の麓にいました。
ここ金山頂上には金山城(きんざんじょう)が築かれています。

篠山を巡るブロガー旅行記での私の担当は「国史跡の二つの城をめぐるコース」ですが、この中に金山城は含まれていません。今回私は余計な寄り道はしないで、それこそ篠山城一本に絞って探訪するくらいの気持ちでこの地にやってきたのですが、いかんせん早く着きすぎたため、時間調整のため適当な山城を一つ登ろうと思い、以前から目をつけていた城の一つであるこの金山城の麓にやってきたのでした。



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金山の東側麓にある追入神社。
車はこちらの駐車場に置かせてもらいました。

早朝というのに複数の男性が集まって何やら準備をしています。
いつもなら山城の麓に神社があれば、登城前についでにお参りをしていたのですが、今回は空気的に無理っぽかったのでパス。神社の祭りでもあるのかなあ。



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追入神社南側にある登城口。「金山登山道」の標識や城の説明板が設置されています。
登山道は他にも南麓の大乗寺からの道や北側からの道もあります。

金山城は標高537mの頂上に築かれた山城で、本丸を中心に二の丸、矢島丸、朽木丸、加々見丸、コキリ丸などと伝えられる構えを持つ。本丸には一部石垣が遺存しており、町内でも有数の規模を持つ。織田信長の命を受け、丹波制圧にのりだした明智光秀が現在の金山城を天正六年(1578)9月より7年10月にかけて築城させた。
この金山一帯には数々の文化財が存在している。登山口には赤坂の観音堂があり、風呂の谷奥には「役の行者」が祭られ、その二枚岩の間には文政の年号を刻んだ不動明王の石仏が安置されている。そのほか民話として有名な「鬼の架け橋」「天岩」等の景勝地があり、ハイキングコースとして訪れる人が多い。
(説明板参照)




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少し登るとお堂があります。
先ほどの説明板にある「赤坂の観音堂」とはこれのことなのでしょうか。
鐘や祠がある平場の脇から登城路は続きます。



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登城路沿いにあった稲荷大神社址の碑



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尾根を登る登山道。

金山登山のハイキングコースとして整備されているためか、藪化もせず歩きやすい道です。
ただ歩きやすいといっても普通に軽登山なので、並の山城よりはきついと思っておいた方がいいでしょう。



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下部分が欠けた鳥居と、近年設置されたと思われる獣除けのネット。
丹波の山城でよく見かけるタイプで、手動で開け閉めします。
標識によるとここから頂上まで1km。登山道の1kmは結構距離がありますが、随所に頂上までの距離を示す表示が設置されているので、迷うことはなく安心です。

柵を越え、引き続き堀底道のような九十九折れの登城路を登る。早朝の涼しい時間帯だったからよかったものの、暑い時期の日中とかだとかなりしんどい登り道であろうと感じます。

残り700m標識の手前付近で先行の夫婦と思われるミドルエイジ2人組を抜く。
ハイキングコースだと、早朝でも山登りする人に合えたりするので新鮮な気持ちになります。
薮まみれの未整備の山城だとこうはいきません。

国土地理院の地形図を見ると、先行者を抜いたこの付近が一番傾斜がきついところであったようです。



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大乗寺からの登山道と合流。

ここから若干傾斜が緩やかになり登るのも楽になります。



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残り600mの表示

ここに篠山盆地方向の視界が開けた場所があります。



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朝霧に覆われる下界。

幻想的な眺めです。



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頂上まで残り400mを切ったところで、山上としてはかなり広い平場に出ます。
ここは園林寺跡で、寺は現在山麓に移されています。
平場の東側奥には簡易トイレも設置されていますが、使う人がいるのだろうか・・・

この平場は金山城の南側を守る出城としての役割もあったようです。



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石垣。寺の本堂があった場所と思われます。



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この石垣の脇を進む形で頂上への登城路が続いています。

石垣上の寺の跡地には大量の瓦が散乱していました。



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坂虎口状の地形を抜けると馬場跡の表示があります。
南北100mほどの細長い平場です。
ここまで馬が上がってこれてたんでしょうかね。



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馬場の終点、道が三つに分かれています。
びっくりするほどたくさんの標識が密集していますね。
中央が頂上(城の主郭)へ向かう道で、残り150m。
頂上への道は整備されていますが、おそらく城の本来の登城路ではないでしょう。



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左手が「鬼の架け橋」へ向かう道。何もこんなに看板を設置しなくても・・・(笑)

反対側の右手の道、「トンネル」ってなんだろう?



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この場所にあった概略図。
登山道には標識は多く設置されていますが、ルート図のようなものはこれまで皆無だったので、この図は非常に重宝します。

概略図にはトンネルが三つ描かれています。標識の「トンネル」はこれらを指していると思われ、非常に興味深いですが、まずはこの城を攻略することを優先。



丹波金山城
ここまでのルート図


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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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