FC2ブログ

記事一覧

春採公園

厚岸から釧路まで50㎞弱。1日目の走り(休憩時間0秒のノンストップ走行)で北海道の広大さは嫌というほど痛感しているので、50㎞程度の下道走行は近場の移動と思えてしまうのがおそろしいところ。もうすでに距離感覚が破壊されぎみ。

さて、本日の最初の目的地は釧路にあるチャランケ砦なのですが、ちょっとした思い違いでたどり着くのに手間がかかってしまいました。一応簡単に時系列を追ってみてみます。



P5060041sa.jpg
釧路市街中心部からそう遠くない距離にある春採公園。
公園内には無料駐車場があるので安心。
この公園内の春採湖(「はるとりこ」。「しゅんさいこ」じゃないよ)に面した丘にチャシが築かれていたのですが。



P5060041sb2.jpg
現在地は赤の▲地点。
よく見ればすぐ上に「国指定史跡 チャランケ砦跡」の表示があります。
が、なぜかこの時の私は黄色の丸で囲ったあたりがチャシ跡であると思い込んでいました。「湖に突き出した丘陵の先端部分がチャシ跡」という認識が強すぎたためそう思い込んでいたのでしょうが、それにしても案内図をろくに見ていなかったのはまずかった。

私は現地で表示物を発見すると、とりあえず写真に収めておきつつも、時間短縮のためその場では内容をよく確認しないという癖があるのですが、読み飛ばしているのは文字数の多い説明文の部分であり、案内図の類はいつも参考にしていて大変重宝していたのですが。なぜ今回に限って案内図すらろくに確認しなかったのか自分でもよくわかりませんが、今後の戒めとして、もう少しゆっくりと抑え気味に行動するようにしなければと反省しているところです。



P5060042.jpg
しかもこの時は一度、上の案内図で「ボート乗場」とあるところまでわざわざ移動しているのです。
正面に見える突き出た部分もチャシ跡っぽいな~、などと思いながら。

いやそこが目的のチャシだから。



P5060046.jpg
ボート乗場には2本の桟橋がありますが、現在は運営していないようで、立ち入り禁止となっています。
あっちの桟橋は特にひどい状態だなあとか思いながら撮った写真。

だからそのすぐ先がチャシだって!



P5060047.jpg
しかしそんな真実にはまだ気づかず。
奥に見える矢印のあたりがこれから向かうチャシ、とか思いながら撮った写真。あちら側がチャシだと思っていたからこそ、わざわざここまで移動してきて遠景を1枚撮っておこうとしたのでした。
実際は何の関係もない場所ですが。

ところでこちら側の桟橋はまだ見た目的には大丈夫そうですね。



P5060054.jpg
桟橋の上に立つと(あれ?立ち入り禁止では?)、魚がわさわさ寄ってきます。
この湖、遠目には気になりませんが、近くで水面を見るとお世辞にも水がきれいとは言いがたい状況です。
春採湖について調べてみると、昔は汚い湖として知られていたようですね。何でも「世界一汚い湖」とまで酷評されていた時期もあったとか。本当に世界一汚かったかどうかはともかく、一時期は日本屈指の汚い湖であったことは事実のようです。現在も特別きれいとは思えませんが、そこまでトップクラスの汚さで知られた過去から考えれば、魚がわさわさ集まるくらいの現在は一時期よりは水質は改善されてきているのでしょう。



P5060061.jpg P5060064.jpg
さて、本題のチャシへ向かい移動(と思っていたが、実際はチャシから遠ざかる悲劇)。
釧路総合病院から湖側へ進むと、目的地(と勘違いしていた)付近に怪しい地形と表示物発見。
チャシ関連の表示物かと期待し、幣舞中学校のわきを通って接近。



P5060066.jpg P5060067.jpg
そこにあったのは「包丁塚」の碑。
貝塚的なものかと思いきや、昭和45年建立の記念碑のようなものでした。
ただこの春採の丘には実際先住民族の住居跡が残っており、春採台地竪穴群として国指定史跡になっています。



P5060070.jpg
包丁塚から眺めた春採湖。
奥には太平洋が望め、海面下降の際に取り残された海跡湖であることがよくわかります。



P5060072.jpg
P5060074.jpg
ここがチャシでなければ、あちらがチャシか。と、隣接する怪しい地形に向かうも、そこは春採公園の野草園。

地形なんてのは「そのように見ればそう見える」ものであり、特に中世城館病をこじらせると、自然の畝地形を見ても「これは堀ではないか」「土塁ではないか」などと言い出してしまうので注意が必要です。
なお、一度この病気に罹ったら完治は困難。



P5060100s.jpg
この場所でようやくおかしいと思い、設置してあった案内図を見て、ようやく自分の失敗に気づいたのでした。

「あ~、失敗した!」

関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリ

プロフィール

KD

Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

フリーエリア

Twitter

スポンサーリンク

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

メールフォーム

お問い合わせはこちらからどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文: