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長岩城④ ~いざ、断崖上の石積櫓へ~

分岐点から陣屋・石積櫓方面へ。



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渓谷沿いを上流へ少し登った後、三度目の沢を渡る地点に出ます。
ここを渡河すると、いよいよ本格的に対岸の山攻めが始まることになります。



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渓谷の水はとてもきれい。
ひんやりとした感触を期待して手を入れると・・・ぬるい!?
ずーっと真夏日が続いていた影響かな・・・

時計を確認すると、なんと、もう16:50とな!?
記帳所で記帳したのが16:15だったので、ここまで35分もかかってしまっている。
暑さも影響していましょうが、それより本丸までの道が予想以上にハードだったということでしょう。

これはペースを上げないとまずいことになりかねません。
顔を洗って気を入れ直し、いざ対岸の山へ。



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前傾ピッチ走法で山を登る。

至る所に案内表示があるので道を見失う心配なし。
別にこのくらいなら表示がなくとも道を外したりはしませんが。



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陣屋に到着。中央は虎口らしき。

パンフレットによると、ここは参謀本部のような役割の場所であったとされます。



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陣屋正面の石塁。石塁はこれまでに散々見てきたのでもうおなかいっぱい。

この場所の周囲は馬蹄状に切り立った断崖地形に取り囲まれており、その入り口部分を石塁で塞いで防備しています。



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石積櫓方面へ。登城路は急な斜面を九十九折になって続く。
一度本丸への山を上り下りした後だけに、地味にこたえます。
一つの城を攻略するのに比高200m級の山城を2連戦する労力が必要とは、相当Sな城です。
Mな貴方におすすめ。

高度を上げるにつれ、両側の岸壁がだんだんと近づいてきます。
そしていよいよ岩壁の直下へとたどり着く。



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岩壁直下に設置されていた説明板。

かなり重要なことが書かれていますが、例によって現場ではじっくり読んでいる余裕はなし。

写真に収め即、次の行動へ。ここから先、私は最後までこの説明板の内容を認識しないまま行動していますので、そのつもりでおつきあいください。



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岩壁の最後の部分は梯子を使って乗り越えます。

先人たちの記録にも必ず掲載されていた、ある意味有名な梯子。
本当にあったんだな。笑いがこみ上げてきますよ。



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ハシゴ。

HASHIGO.



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立て付けは問題ナシ。

しっかり固定さえされていれば、急勾配だろうが垂直だろうが何とでもなるものです。



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岩壁の上に出ると、まず伝説の弓形砲座の文字が見えますが、とりあえず後回し。

石積櫓へ向かいます。



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崖の斜面にとっついたような細いケモノ道の先にあるのは、今度は下り梯子。



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バランス感覚を確認するため、正面向きのまま両手放しで降りてみる。

注:良識ある人は意味のない危険行為は慎みましょう。



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梯子の先にあるのは幅1mもないほどの痩せ尾根地形。しかも下り勾配。
下り勾配のほうが登り勾配より危険度は高し。
ロープが設置されて多少歩きやすくはなっているものの・・・



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わずかな幅の尾根の下は即断崖。
滑落したらまず命はない。
高所恐怖症の人は手前の梯子のあたりであきらめた方がいいかもしれません。



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数十mのスリルある細尾根を歩ききった者たちの前に立ちはだかる最後の障壁。
しかしここまで辿り着いた勇者たちには、こんな障壁を乗り越えることなど訳ない。



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到着。石積櫓!

見事な形状です。ここまで苦労した甲斐がありました。



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銃眼。



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銃眼アップ!



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別の銃眼!

(注:石積櫓に3つある穴が銃眼かどうかは諸説あります)



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ここから銃を撃っていたとなると、さながらトーチカに籠るスナイパーみたいだ。
実際に命中させるには超長距離用のライフルでも持ってくる必要があるかもしれませんが、見張り台兼威嚇用の銃座であった可能性は十分あります。
ここに一人で籠って敵の大軍を押し返す妄想をすると楽しいったらありゃしない。
百万発装弾のコスモガンがあれば絶対無敵の要塞完成。



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説明板

全国に類をみない貴重な遺構で、雨露をしのぐ屋根があったものと推測されています。
三和土にて補強工事済み。



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外側から見た石積櫓「銃眼」。





ここらで動画



その⑤へ
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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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