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杵築城下町散策

城山公園入口にある散策マップ。



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この図を見ると、杵築城の山上部よりも城下町のほうが広大です。
いや、城下町の方が広いのは当たり前ですが、ここで言いたいのはその地形。城というくらいだから城の中心部よりも低い位置に町が広がるのが一般的ですが、ここは城下町も台地の上に広がっています。そしてその台地が城山よりもはるかに広範囲に広がっているというところがあまり類を見ない点です。



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現在地周辺の拡大。

台地は南北に分かれていますが、ここから近い北側の台地(図では下が北)に武家屋敷が固まっているエリアがあるので、そこに向かうことにします。



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伊能忠敬測量隊宿泊本陣跡

台地の上に向かう途中見つけた石碑。思わず太字表記してしまいそうでしたが、あくまで宿泊した宿がここにあったということで、城館の類ではありません。

文化七年(1870)伊能忠敬測量隊一行は杵築城下に入り、城下に二泊して測量を行った。



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階段など車が通れない坂道が多く、台地の上まで車を持ってくるのにやや遠回りをしてしまいました。
杵築小学校西側に駐車スペースがあったのでそこに車を置きます。
これなら歩いたほうが早かったかも。



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日本唯一のサンドイッチ型城下町

南北の高台にある武家屋敷が谷間の商人の町を挟んだ「サンドイッチ型」城下町の形状は、日本唯一といわれています。

1枚目の写真の現在地と見比べれば、どこからどこへ移動したかわかります。



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酢屋の坂。



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手前酢屋の坂、対岸に見えるのは志保屋の坂。対岸の上はこちらと同様に武家屋敷がある南台。
この場所以外にも南北の台地から下に降りる坂にはそれぞれ特徴的な名前が付けられています。
中央の低地部分は商人の町と呼ばれ、先ほど見た伊能忠敬測量隊の宿泊本陣も商人の町にあります。



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対岸には着物を着た女性の一団が。

杵築城でも着物を着た一組を見かけていたりと、この城下町は着物遭遇率が高いです。

全国初の「きものが似合う歴史的町並み」に認定された城下町であることが影響しているのでしょうか。



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北台武家屋敷。

江戸時代の町並みがそのまま残り、風情があります。



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大原邸。

杵築藩の家老上席を勤めた家で、本格的な庭園を持つ。



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草葺の堂々たる屋根。昔の面影をよく残し、格式ある建物。

有料なので外観のみ。



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能見邸。

杵築藩主松平家の出身地である三河国能見を姓とするする家。
所有者から寄贈を受け、解体修理を実施したのち観光施設として一般公開。無料です。



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無料ということなら見学しますよ。

この建物は多くの見学客がいましたが、これみんな観光客なのでしょうか。
和服を着た方が多かったので、もしかしたらこの日は何かイベントがあったのかもしれません。

建物内には茶屋も入っています。一服するにはちょうどいいところ。



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藩校の門。

天明8年(1788)に七代藩主親賢が設立した藩校「学習館」の藩主御成門。
現在も杵築小学校の門として使用されています。



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内部には「藩校模型学習館」があります。
学習館は明治4年(1871)の閉校まで藩士の子弟を中心に教育が行われた場です。
科目は漢学・国学・洋学・算術のほか、兵学・弓術・馬術など13科目に及びました。
その跡地は現在杵築小学校の敷地となり、教育の理念は今に引き継がれています。



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磯矢邸。

宝暦年間(1751~1763)のころは安西源兵衛という人物が住んでいたが、寛政の大火の後は御用屋敷の一部に組み込まれる。幕末には加藤与五右衛門の屋敷であった。平成6年、磯矢氏から寄贈を受けたことから磯矢邸と名付けられた。



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有料施設なので外観のみ。



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勘定場の坂。

この写真ではわかりにくいですが、ここからは杵築城天守の頭の部分が見えます。
この坂を下ると1枚目の写真の「現在地」とあるところに出ます。


城よりも見どころが多いといわれる杵築城下町。今回歩いたのは北台武家屋敷の中心部分のみでしたが、南台にも武家屋敷や資料館があり、1日かけてじっくりと城下町歩きを楽しむこともできそうです。

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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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