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富士浅間の砦② ~超絶藪地獄~

その①


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前回ラストの平場。
ちょうど頂上から左右に延びる尾根に挟まれたような場所になります。

頂上へ登るにはどちらかの尾根に取り付くのが常道です。
まず左手側の尾根(西尾根)に進んでみたものの、藪と灌木に遮られNG。
右手の尾根(南尾根)も藪がぎっしり。さてどうしたものか。



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残されたのは、谷筋から山頂と南尾根の中間にある鞍部へと直接這い上がるルート。僅かに道も見えます。

道が見えてるなら最初からそれを使えばいいと思われるでしょうが、その道へ入る手前がこれまたとんでもない藪で、並の精神ではそこに分け入るなど考えもできないような状況でした。

背に腹は代えられぬと、やむなく強行突破。しかし・・・



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ほんの20~30mほどしか登らないうちに、このありさま。
足で根元から踏みしめながら少しずつ進んだものの、全く埒が明かない。
ついには1m先へ進むことも困難になってしまった。
周囲の山肌と植生が異なるため、登山路の上に密生してしまった植物なのでしょう。



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ならば道を外れ斜面を巻いてみようとしたものの、これまた高密度の植物に行く手を阻まれる。



PA130088.jpg
2mほど進むのに3分以上はかかったと思う。
目の前には背丈を越える植物の密集地帯が出現。

もう駄目だ。



PA130089.jpg
頭上には稜線と、明らかに人が歩ける道が見えている。
あそこまでたどり着けないのか。くやしいな。
藪さえなければ余裕で直登でもなんでもできるのに。

ここで私はかなり悩みました。
どう考えてもこのルートから登るのは不可能、撤退するしかない。
しかし、あれだけ労力をかけた見城の柵を攻略失敗し、今また体中藪まみれになっているのに再び撤退など、腹の虫がおさまらない。

あたりを見回しても藪と斜面しか見えないが、別のルートを発掘するよりない。
一旦頂上から遠ざかる形になるが、南尾根へと向かってみよう。
何とか尾根筋に出ることさえできれば、頭上に見える道へつながっているはず。



PA130092.jpg
方向転換し、藪の海をかき分け進む。
足元も不安定で、進攻は困難を極める。

クソー。未整備の山城は冬場でないとアウトだというのはわかりすぎるほどわかっていたのに。
それにしたって10月ならもう少し藪の量が少なくてもいいではないか。

いや、完全に読み間違えた自分の責任だ。



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藪が少なそうな場所を見つけては、斜面をよじ登る。

もう全身植物まみれですよ。



PA130095.jpg
岩石質な場所もちらほらと。
通常の岩場地帯はむしろ登りやすいため大歓迎なのですが、ここは足元の土がぼろぼろと崩れるほど軟弱で、岩を掴んで登ることができないのが痛い。掴めるのは灌木だけ。



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何とか平行移動ができそうな地形になってきた。

藪さえなければどんな地形でも対処できる。



富士浅間の砦2
この時の状況。南側に大きく巻いて、何とか尾根筋にへ出ようというところ。
当然この時は地図も何も持っていないので、勘のみが頼り。



PA130099.jpg
南側の視界が開けてきた。
ということは尾根筋に出たか。



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やった!尾根筋に出た!



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よく見ると、向こうの尾根から延々と道が続いています。
そうか、あちらから来るのが正解だったのか。

尾根の上は藪もなく、急斜面にはロープも張られており、とても歩きやすいです。
今までのは一体何だったのか。



PA130105.jpg
南尾根のピークに祀られている石祠。

この場所には僅かながらスペースもあり、砦の一部として取り込まれていたと考えられます。



PA130109.jpg
祠のあるところ以外はこんな感じの痩せ尾根。



PA130110.jpg
痩せ尾根を進み、鞍部に到着。

次は頂上だ!


その③へ  

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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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