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室田の内出 ~ナンバースクール~

旧榛名町の城館・その⑲

榛名町誌によると町立第一小学校の南に室田の内出があったといいます。
規模は東西90m・南北95mほどで三方に堀を巡らし、南側は滑川によって形成された高さ8mほどの段丘に依存している、とあります。
内出とは砦と同義であるが、同じ砦でも上杉氏や長尾氏のような幕府の被官の影響下にあるものは寄居と呼びます。

この第一小学校は、高崎市と合併したことにより高崎市立下室田小学校と改名しています。
ナンバー表記の校名は一見個性がないように感じられますが、実際は愛着を持って受け入れられているというパターンは多くあり、むしろ日本人は変な固有名詞よりかはナンバーものの方を好む傾向があるように思えます。
一例として旧制高等学校(ナンバースクール)や旧国立銀行(ナンバー銀行)などのケースを挙げておきます。



PA080229.jpg
前置きが長くなったが、該当地到着。
下室田小学校の額がはめ込まれているが、目の前の県道の信号名は「第一小学校前」のまま。
やはり地元の人にとっては「一小」の名の方に愛着があるのでしょうか。
単に直し忘れのだけかも知れんが。



PA080225.jpg
ついでなので校舎でも見ておきます。
休日なので誰もいない。



PA080227.jpg
南側入り口、県道が走るこのあたりが砦の中枢部分に当たるはずですが、完全に宅地化されています。



PA080228.jpg
遺構は特にないと思いきや、県道南側に堀跡としか思えない地形発見。
後日榛名町誌の図と照らし合わせたところ、砦域の西側の境界として確かにこの堀が描かれていました。
ちなみにこの写真奥には中町公民館があります。ここでも公民館か!



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所在:群馬県高崎市下室田町
評価:

堀の存在で加点。「榛名町地名辞典」によると、室田の地に成長した中世末の豪族・中島新左衛門がこの地に屋敷を作らせたという記述が残っています。ただ砦自体はこの地が宿として整ってきた頃には廃されたと考えられています。
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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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