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雨堤の砦 ~地衆の築いた狼煙台か~

旧榛名町の城館・その⑬

榛名町誌にある城館の項目の先頭に掲載されている砦。

旧榛名町の西端、上室田の雨堤地区にある丘陵上に築かれています。
すぐ西側は旧倉渕村との境界になります。



PA080187.jpg
該当地着。
後方の藪に覆われた小丘がそれに当たります。



PA080190.jpg
南側を走る道路より砦址を見上げる。

榛名町誌の図にも砦の南側を貫通する道路が描かれているが、これはその後になってさらに大規模に地面を掘り下げて道路改良をした時の名残と見た。こちらの壁面から登るのは不可能。

裏側はものすごい藪で近づくこともできず。



PA080193.jpg
このように見事な切り通しの道になっています。

この砦は丘陵の頂部をわずかに削平し稜線沿いに低土居があったという程度のもので、工事量が少なく、地衆(地侍)の築いた見張り台・狼煙台程度のものだったとされています。
それらも現在は藪に埋もれ自然地形と同化してしまったようです。



PA080195.jpg
東側、原城付近から見た雨堤の砦

切り通しの地形がはっきりと見てとれます。



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所在:群馬県高崎市上室田町
評価:

『室田町誌』には「長壁氏の邸宅は雨堤の古城跡といわれています」とあるが、具体的な資料は不明。山崎先生は『群馬県古城塁址の研究(下)』で斎藤氏が築いたものとしています。斎藤家の言い伝えでは中屋敷から当地に移ってきたという。砦の東裾に屋敷があったと推定され、この砦は屋敷と一体で存在したものと考えられます。
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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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