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白岩の砦 ~坂東十五番札所~

旧榛名町の城館・その⑦

予告通り、旧榛名町の城館編に入ります。
旧群馬町編と同様、まとめて一気に在庫処理したいと思います。

旧群馬町編では「その②」からの開始でしたが、こちらは「その⑦」からのスタートです。
その①からその⑥は里見城御門城松山城御嶽山の砦雉郷城高浜砦ということで。
ちなみに旧榛名町の最大城郭で現在登城記が途中でストップしている鷹留城については、最後の方で続きを掲載予定です。

さて、今回掲載の白岩の砦は、白岩町の長谷寺の北150mほどのところに位置しています。



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まずは長谷寺へ。目的地に寺社等があると辿り着くのが容易なのでうれしいところ。

長谷寺(ちょうこくじ)は、群馬県高崎市(旧群馬郡榛名町)白岩にある金峰山修験本宗の寺院。山号は白岩山。本尊は十一面観音で、坂東三十三箇所第15番札所である。地名から白岩観音とも称される。
(wiki参照)



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創建は朱鳥年間(686~696)に徳道上人が開山したと伝わる古寺で最澄や空海も訪れたとされる(「長谷寺縁起絵巻」)。歴代領主や源頼朝・新田義貞・上杉氏などから帰依を受け隆盛し、天福年間(1233)に成立した坂東三十三ヶ所霊場の第十五番札所に選定されたことでより多くの巡礼者が訪れるようになる。永禄9年(1566)に武田信玄が箕輪城を攻めた際に類焼したが、天正8年(1580)世無道によって再興された。
本尊の木造十一面観音立像は総高230㎝、像高180㎝、榧(カヤ)材、一木割矧造(わりはぎづくり)で平安時代後期の作と推定される。一説には行基が刻んだとも伝えられる。また同型の前立像は桧の寄木造、目には玉眼がはめ込まれ、全体に金箔が施されている。こちらは鎌倉時代の作と推定されている。
本尊は秘仏であるため、一般に参拝するのは前立像であり、本尊ともども県重文に指定されている。また本堂、仁王門は高崎市指定重要文化財となっている。

(現地説明板・wiki等参照)

ということで、立派な寺院です。



PA070009.jpg
ただ探訪の目的はあくまで白岩の砦の方。
寺の北側へ出て進むと、それらしき地形が。
榛名町誌にある「箕の手状の地形」です。



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石垣の上、現在個人宅になっているところがかつての砦の中枢部分ということです。
遺構は何も残っておらず、地形をとどめるのみです(石垣は後世の物)。



PA070011.jpg
西側の写真。
かつてはこの場所に「しし土手」と呼ばれた土居や堀跡があったといい、あるいはここも砦だったのだろうか、と記されています。
そのためか榛名町誌に掲載されている写真では、このあたりを含めて白岩の砦址としています。



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所在:群馬県高崎市白岩町
評価:

箕輪城を落とせなかった武田信玄は、長谷寺と共にこの砦も腹いせに燃やしたといいます。諏訪社館などもそうですが、小規模な城砦は個別撃破の格好の対象になってしまうのは戦術の常ですね。
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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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