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稲荷城② ~変形五角形土塁~

その①


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虎口から入城すると、土塁に囲まれた平場に出ます。ここが主郭内です。
館を建て生活するには充分の広さで、有事の際にもそこそこの兵力を駐屯させることができそうです。

一つ残念な点は、ここにも城址碑・標柱・説明板といった表示物の類がまったくないこと。



P6190507.jpg
内部には小屋があります。そして周囲は土塁・・・

もちろんとる行動は一つ。



P6190513.jpg
土塁の上によじ登り一回り♪



P6190515.jpg
今写真を見てみるときれいな緑色で心が和みますが、草の生い茂る季節ということで、おそらく探索には最も不向きな時期でした。一周するのも少々大変だったような。

ちなみに掲載されている写真ではピンと来ないかもしれませんが、この主郭は方形ではなく、北側が一点張り出した五角形の形状をしています。



P6190518.jpg
この土塁、ただでさえ高さも充分でかなりの規模なのですが、北側にまわると自然地形の段丘と接続しており、大規模な塁壁となっています。
丘城とは思えない要害っぷりです。



P6190509.jpg
主郭西側の虎口。
東側ほどではありませんが、こちらもよく残っています。

こちら側から外へ。



P6190524.jpg
主郭西側に広がる二郭。

埋め立て等で遺構がはっきりしない主郭東側の城域に比べ、西側には比較的良好な遺構が残っています。



P6190525.jpg
二郭に残る一直線に伸びる長土塁。

この先にある折れのある堀も含め、この城の見どころの一つです。



P6190527.jpg
二郭から見た主郭方面。

主郭周囲をめぐる堀の深さが際立ちます。



P6190531.jpg
主郭周囲の堀を一回りして探索終了。

この城は当初は中心部にある単郭方形ならぬ単郭五角形館として築かれ、順次改修され現在残る複郭の丘城に進化したのでしょう。

ちなみに探索してから時間が立ち過ぎているため細かい記憶はだいぶ薄れてしまっていますが、この日の探索の最後、入ってきた場所と違う場所から外に出ようとして、かなり出るのが困難だった記憶が残っています。
探訪後すぐ記事にできていれば、縄張図と照らし合わせてどういうルートを通ってそうなったか詳細を記録できたんでしょうけどね~
こればっかりは他の城でも同じことが言えるのでしょうがないか。



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所在:群馬県吾妻郡東吾妻町大字原町
評価:★★☆

これほどの遺構が残る城で表示物が皆無というのは珍しく、そのため評価が付けられず長らく掲載を見合わせてきたのですが、基準の見直しによりようやく記事にすることができました。表示物加点がないため50選には惜しくも届きませんでしたが、遺構残存度は50選級の城館と比べても全く遜色ありません。かなりおすすめ。
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KD

Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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