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八束城① ~羊太夫伝説~

昔、この地に羊太夫という者がいて、神通力を使う八束小脛(八束脛ともいう)という従者に名馬権田栗毛を引かせて、空を飛んで、都に日参していた。あるとき、羊太夫が昼寝をしている小脛の両脇を見ると羽が生えていたので、いたずら心から抜いてしまったが、以後小脛は空を飛べなくなってしまい、羊太夫は参内できなくなった。朝廷は、羊太夫が姿を見せなくなったので、謀反を企てていると考え、軍勢を派遣し、朝敵として羊太夫を討伐した。落城間近となった羊太夫は、金の蝶に化して飛び去ったが、池村で自殺した。八束小脛も金の蝶に化身し飛び去ったとされる。
wikiより)


羊太夫伝説。詳しくは上記wikiのページやこちらのページを参照してください。
これらのほかにも、ネットで検索すればもっといろいろな話が出てきます。

さて、今回紹介の八束城はこの伝説の羊太夫の居城とされたところです。
この日の記事にさわりだけ登場しています。

つい最近攻略したばかりだと思っていたら、もうすでに1年前の話になるのか。
月日が経つのは速いものだなあ。


場所は一郷山城のある牛伏山の西隣にある山、その名も城山。

隣にあると言ってもそれぞれ独立した山なので、攻略するには別のアプローチが必要です。




吉井市街地からr71を南下、多胡小を越えて左折。そしてすぐに右折。
地図では城山と表示されていますが、現地では八束山と呼んでいるようです。

少し進んだ後、道は二股に分かれるので左へ。




 
さらに少し進むと、このような登山者用駐車場があります。

ここより先には空き地はあっても個人所有の所っぽいので、ありがたくこの場所に停めさせてもらいましょう。




 
熊出没注意を上回るインパクトの看板。

その反対側、道路の右手に登山道入り口が。



 
 
うわ~・・・

これはなかなか・・・



 
 
途中いくつか分岐があるが、「←虚空蔵さま」の表示に従い進んでいきます。

このあたり、落ち葉がものすごいことになっており、若干進むのに躊躇してしまいます。
しかもこの落ち葉、一枚一枚が妙に巨大だし(右参照)。 





しばらく登っていくと、中腹の平場に到着します。




 
ここが虚空蔵さまと呼ばれる場所で、以前は虚空蔵堂があったところです。

現在は建物は撤去され、石祠や石仏が残されているだけです。

 


 
虚空蔵堂跡を過ぎると、急に進行方向とほぼ逆方向への転回を余儀なくされる。

その先にあるのは・・・


 

 
ザ、直登!

落ち葉が溜まっているせいでなかなか登れないほどの急勾配。
ダンボールでも敷いて上から滑り降りれば普通に下まで直滑降できます。




 
直登を何とか乗り越え、頂上に到着!

・・・と思ったら、ここは「浅間山」の頂上。
目指す八束山はまだ先のようです。




  
この場所にある、天狗の住処の伝承を残す老木・天狗松。
枯れ木になっているので、いずれは倒木となってしまいそうです。
説明看板の風化も著しい。


天狗といえば、羊太夫の従者・八束小脛の伝承について。

伝承では、羊太夫の従者である八束小脛は神通力を持ち、大いに太夫を助けたとされる。また一部の伝承によっては、山の知識に優れていたとも、馬術にすぐれていたともされる。このことから小脛は、羊太夫に協力した渡来人や蝦夷等の人格化ではないかとする説がある。
他にもその正体については、山岳信仰の現れとして山神・天狗の類であった説、名前通り土蜘蛛、つまり蝦夷であったという説、役小角に縁のある修験者であったり、鉱山を探す山師であったり、高い呪力を持つシャーマンであったりと諸説あり、伝承によっては、男であったり男装の乙女、物の怪ともされる。
ある時期に、渡来人や蝦夷等の協力が得られなくなったことが、羊太夫伝説が指し示す事実であるとする説もある。
里見郷の上里見神山における伝承では、八束小脛は、榛名山の女天狗であり、銅鉱山を羊太夫に教えたのも小脛の仕業との話も伝わる。
(wiki参照)

この松の指している「天狗」とは、八束小脛のことなのでしょう。





天狗松からは北側の眺望も望めます。ハイキングなら、ここらでお茶を飲んで一休みもいいでしょう。

この浅間山の山頂部はそれなりの広さの平場があり、見晴らしも良好。
城として見ると、八束城の出城を構えるのにはうってつけの地形です。実際に使用されたかはわかりませんが。



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KD

Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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