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中山城② ~縦横無尽・驚異の堀~

本丸土塁の背後にはあきれるほど大規模な堀が。



KDの城館探訪記

この堀は自然地形ではなく人力で掘り進めたものです。


驚嘆します。




KDの城館探訪記

掘られた土は随所にある土塁に転用されたのは明らかですが、それだけでは全然使い切る量ではありません。


この圧倒的な量の掘り返した土の行方が気になる・・・





KDの城館探訪記

前回掲載の縄張図の通り、この堀は本丸周囲をコの字を描く形で取り巻いています。


典型的な囲郭式の縄張りです。





KDの城館探訪記

我慢できず堀底に降りてみました。


大迫力です。





KDの城館探訪記

ハアハア・・・(´Д`;)


これは萌えざるを得ない・・・


以前はこの堀底も藪まみれだったようですが、整備されて散策しやすくなりました。


注:整備されたと言っても公園になったとか遊歩道が設置されたとかいうレベルではなく、あくまで藪や余計な樹木が刈られたという意味です。藪城めぐりをしている人々にとってはとてもありがたい整備なのです。





KDの城館探訪記

一部堀底が沼地状になっていました。


現役時の城の空堀もこのように泥炭状になる場合も多く、その防御力は水堀に引けを取りません。


こんなところで足を取られてもたもたしていたら塁線上から矢玉を浴びせられ放題です。





KDの城館探訪記

堀底はあちこち分岐だらけです。何枚も写真を撮りましたが、どれも同じように見えます。

これは侵入してきた敵も方向感覚を狂わされそうです。

敵を侵入させない作りというより、あえて敵を侵入させ、内部で殲滅するという「殺しの間」的な空気を感じます。


技巧的な城郭は見ていて楽しいとともに、よくもこんな設計を考え付いたなあと毎回感心するところです。





KDの城館探訪記

堀底から生還。城の西側に出ました。


この部分もだいぶ埋められ畑となっていますが、堀跡であることは一目瞭然です。





KDの城館探訪記
三の丸と捨曲輪の間の堀切。


明瞭過ぎてちょっと笑える。





KDの城館探訪記
捨曲輪、東側斜面。


この城は全体的に東側は急崖になっているので、堀は西側に重点的に配置されています。




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所在:群馬県吾妻郡高山村大字中山 

評価:★★★★ 50選に選定


かなりの大ヒットです。堀の規模は大きく、郭の配置も複雑。藪も刈られ堀底を歩き回ることができるので、実際攻めるつもりで城内を歩きまわるとより楽しめると思われます。

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コメント

1. 凄い


堀でしたね。
倒木がその大きさを際立たしていますね。
これくらいでも整備されて、藪が刈られると、ホント見やすいし歩いていて楽しいのではないでしょうか。

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プロフィール

KD

Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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