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尻高城① ~「ゆうげい」と呼ばれる城~

並木城に続き、詰めの城である尻高城の攻城に移ります。

事前情報も極めて少なく、かなり不安な登城です。


尻高城は、この地を治めた尻高氏が本拠とした城で、応永10年(1403)の築城である。

武田信玄が西上野侵攻作戦を展開する永禄8年、諏訪上社と佐久新海神社への祈願文に目標として掲げた五つの城(箕輪城惣社城白井城嵩山城尻高城)の一つでもある。天正2年(1574)武田家家臣真田昌幸によって落城し、尻高氏は滅亡した。


信玄の攻略目標にされたということから、拠点としての重要度が高い城であったことがうかがえます。




KDの城館探訪記

泉龍寺から眺めた尻高城と思われる山。


高さもさることながら、まともな登城路がないことの方が心配だ・・・





KDの城館探訪記

道路地図で尻高城の印が付いている山のあたりを目指すと、その山の麓に城址碑発見!

年代を感じさせる立派な城址碑です。


詳しい場所を説明しろやと言われそうですが、何とも説明しずらいところです。

ただそんなに道も細かく分かれていないので、泉龍寺から道なりに進めば何となくたどり着けると思われます。





KDの城館探訪記
城址碑の場所にあった案内図。

一般的に見慣れた案内図とはどこか異なります。必要な情報のみ記載されたルート図のようです。


この案内図は登城の際大いに役に立ちました。

役立つどころか、もはやこれがないと登城は覚束ない、心の支えといってもいいくらいのものでした。

以下の登城記も、この写真と見比べてもらえば位置関係がわかりやすいかと思います。





KDの城館探訪記

説明板。


何とも至れり尽くせりです。もうこれだけで満足。





KDの城館探訪記
この地域の名所・史跡に設置されていると思われるカルタ風案内。


尻高氏の主家は白井長尾氏であり、本拠の白井城から見れば西の要害という言葉は正しい。





KDの城館探訪記

ここから山に分け入るようです。


ちなみに周辺に駐車場は無いので、やむを得ずギリギリまで寄せての路駐。





KDの城館探訪記
竹林を超えると、またしても城への方向表示が。


城址碑のあったところからこのあたりまで方向表示が多く設置されていて、これなら迷わなくていいなと思って表示の先を見たら・・・





KDの城館探訪記

いきなり急勾配の坂がスタート。


写真だとわかりにくいかもしれませんが、はっきりいって直登レベルに近いですよこれ。


階段が設置されていてしかるべき勾配です。





KDの城館探訪記

いきなり心が折れかけるも、なんとか落ち葉が溜まっている急勾配の道(というか斜面)を滑りながら登り、写真のアンテナを発見。これは麓の案内図でも記載されている、一つ目のアンテナだ(デジカメで写した案内図を確認しながら登っています)。


まだこれしか進んでいないのかとげんなりするも、案内図に示されている内容は正しいということがわかり、また、この先も確かめたいという考えも起き、気を持ち直します。





KDの城館探訪記

途中倒木もあったりしましたが突破して進むと、この光景。


山城めぐりをしている人なら、この場所にきたら即座にピンときます。





KDの城館探訪記

堀切です。この城に登城した人は、まず間違いなくこの場所で写真を撮るでしょう(笑)


とんでもない山の中でも、このように人の手が加わった遺構を発見できるのが山城めぐりの醍醐味ですね。


案内図にもこの堀切は記載されています。





KDの城館探訪記

堀切を越え、やや傾斜が緩くなった先に、いきなり岩場が現れます。


滑りやすい土の斜面より、足元がしっかりしている岩場の方が登りやすいという面があります。


ということで、勢いこの岩場を直登しようとしますが・・・


冷静に見ると方向表示が微妙に違う方句を指しています。





KDの城館探訪記

岩場の左手に巻き、表示の方向に進むともみの木が。

案内図の通りです。


やはりこちらが正しいルートか?





KDの城館探訪記
しかし、この先には道がなく(まあ元々ないけど)斜面を直登しなければなりません。これはキツイ。


では岩場を直登する方が正しいのかというと、岩場の先もとんでもない急斜面になっていて同様の苦労があります(帰路に経験)。


結果的にはどちらから行っても厳しいことに変わりはありません。


とりあえず頭上に見える特徴的な巨岩を目指して斜面に取り付く。





KDの城館探訪記

靴は滑るし洒落にならない勾配です。


木を掴みながら正に「這い上がって」いきます。

(あっ、軍手忘れた!)





KDの城館探訪記

この地点が一番の難所でした。

案内図で「急登り」と表示されている場所です。


ずいぶん無茶したなあ。





KDの城館探訪記
巨岩に到着!




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コメント

1. すんごい


坂ですね(>_<)
私なら断念しそうや。

でもその先に、見事な堀切。
かなり尖っているし、ここまでハッキリしている堀切もそうないのでは?

続編、楽しみですけど、こんな急坂だけに心配だぁ~。

2. Re:すんごい


>syunpatsuryoku1号さん

方向表示や堀切といった「明確にお城を示すもの」がなければ即断念していました。

城でなければただの山の斜面ですからね・・・

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プロフィール

KD

Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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