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滝田城 ~南総里見八犬伝の地~

里見八犬伝なお城、滝田城


「南総里見八犬伝」は、江戸時代に滝沢馬琴によって書かれた長編小説です。フィクションではありますが、実在の人物や場所も登場します。その1つが里見氏初代の里見義実と滝田城です。


八犬伝では、里見義実が悪政を行う山下定包を討って、代わりに城主となったのが滝田城でした。
そして滝田城で生まれたのが、八犬士の生みの親とも言うべき「伏姫」です。


史実でも滝田城は里見氏の本拠地でありました。


ねこへび


この日、宮本城の次に攻城したお城。地図で確認すると、宮本城の東側から尾根続きの場所に位置しています。徒歩なら直線距離で2kmほどで互いの城域を結べそうですが、車だと細い県道で北側を大回りしないといけません。



KDの城館探訪記

登城口の駐車場に到着。トイレや案内図、説明板も完備。

案内図によると、登城口は2ヶ所あるようです。こちらからは尾根筋を登っていく形式です。




KDの城館探訪記

説明板。こちらが大手口のようです。

標高は140mとそれほど高くはありませんが、この地方特有の急峻な尾根を利用しており、要害性は高いです。




KDの城館探訪記
説明板の脇からいきなり登りです。尾根筋ルートは尾根の上に出るまでが大変。

この右手上にはさっそく郭跡があります。




KDの城館探訪記

尾根筋に出ました。歩きやすい一本道ですが、両側は急傾斜。

側面からこの尾根の上にとりつくのは至難の業と言えそうです。




KDの城館探訪記

尾根上の道をしばらく進んだのち、再び険しい登りを経て、平場に出ます。

見晴らしのいい場所で、いろいろな説明板が設置されており、ここが主郭と思ってしまいそうです。

実際は、この場所は主郭手前の展望台です。



KDの城館探訪記
伏姫と八房の像。


里見義実は、安房一国を平定するが、愛娘伏姫は戦国の信義に殉じ、妖犬八房に伴なわれて富山に登る。2年後、節に死した伏姫から、仁義礼智忠信孝悌の8つの玉が四方に散る・・・

この玉を持って生まれた8人の赤子が成長し、ここ滝田城に帰参し、悪と戦い、不義を滅ぼし、義実の描く道義的な理想国を築き上げる・・・


そういうお話。


パンダ


ここにはたくさん説明板が設置されているのですが、表面が鏡のようにピカピカで、周囲の景色を反射して写真を撮りにくいです。自分の姿がまる写しになったりしているのでちょっと掲載できません。




KDの城館探訪記

せっかくなので展望台に登ります。さすがに見晴らしはイイですね。




KDの城館探訪記

こちらは登ってきた方向。

正面の尾根筋をずっと進んできました。




KDの城館探訪記

観光的にはこの展望台まで来れば充分ですが、一応主郭まで足を伸ばしてみます。

ここからさらに登りますが、距離的にはもうそんなにありません。




KDの城館探訪記

主郭櫓台手前の堀切と土橋。




KDの城館探訪記

城内最高所の櫓台にある碑と石祠。ここには鉄塔がドカンと立っています。

この碑の反対側には「滝田城址」「城代一色九郎の居城」とあります。なぜそちらを写さないかって?写した写真はあるのですが、逆光の上、鉄塔がもろに入り込んでしまったのであまり写真としてはよろしくないのです・・・。




KDの城館探訪記
櫓台から下りたところが主郭です。「八幡台」とありますね。




KDの城館探訪記
主郭。奥にも新しめの看板があり、そちらには「滝田城主郭 城主 一色九郎」とあります。




KDの城館探訪記
意外と広~いです。

この先にも城域は続き、幾段もの郭を経て馬場へと降りる、もう一つの登城ルートがあります。

今回はそこまで見ることができず残念でした。




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登城日:2009年1月11日  所在:千葉県南房総市上滝田

評価:★★★


宮本城と同じような形式のお城ですが、こちらの方が断然整備状況は良です。技巧的な面は少ないですが、快適に尾根筋を進んでいける、おすすめのお城です。八犬伝ファンの人はぜひ一度は登城すべきかと。

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コメント

1. このように


案内板がある城はイイですね。

話しは飛びますが、南総里見八犬伝って読んだ事ないんですよね。
面白いんですか?

2. Re:このように


>syunpatsuryoku1号さん

実を言うと、自分も原作を通しで読んだことはありません。(^▽^;)

昔テレビの特番でドラマ放送されたのを見た記憶がありますが、歴史ドラマというよりSFアクションっぽかった気が・・・

http://www.mars.dti.ne.jp/~opaku/hakken/01/guide20.html
このページがおすすめです。

3. フライングしてましたね、すみません。


八犬伝、好きなのでぜひ行きたい城です。

私も原文では読んでいませんが、里見八犬伝、面白いですよ。
今で言うならライトノベルなカンジじゃないかと。
設定がかなりキャッチーなので、入り込みやすいファンタジー作品です。

これが大ヒットになるなんて、今も昔も、感性は対して変わってないんだろうなぁと思います。

4. Re:フライングしてましたね、すみません。


>くぎやんさん

改めて読んでみると(と言ってもまとめサイトのあらましだけ(^▽^;))、房総だけでなく関東全域が舞台になっていて、かなり壮大な話なんですね。

そのうちしっかり読んでみたいものです。

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Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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