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荒戸城① ~峠を守る城~

新潟県と群馬県の間には2000m級の山脈が横たわっていますが、古来より「三国峠越え」と「清水峠越え」の2つの主要ルートがありました。

どちらのルートも非常に険しいのですが、三国峠越えルートは、三国峠のほかにもいくつもの峠を越えなければなりませんでした。そのうちの一つが「芝原峠」なのですが、まさにこの峠のピークに築かれた城が、この荒戸城なのです。

峠を完全に掌握しており、この城を素通りして街道を進むことはできません。


現在ではR17「芝原トンネル」の真上に位置していることになります。



KDの城館探訪記

新潟側から群馬側に走行すると、「芝原トンネル」直前(ほんとに直前)の左側に旧道の峠道の入り口があり、そちらに入ります。旧道に入ってすぐにあった「荒戸城入口」の標識。




KDの城館探訪記
旧道をしばらく上がったところから。北側(新潟側)の光景です。

この真下をトンネルが通過しています。




KDの城館探訪記

旧道を登っていくと左手に登り口の看板が。路肩に路駐し、登城開始。




KDの城館探訪記

一番草木が生い茂る時期だというのに、昔ながらの道といったたたずまいの登城路は藪化もしておらず、歩きやすいです。あとで知ったのですが、これがかつての三国街道であり、上杉謙信も通ったであろう上杉軍道そのものだったのです!




KDの城館探訪記
かつての街道は先に続きますが、荒戸城大手はここを左折です。

ほんとに峠のてっぺんにあるんだなあ。




KDの城館探訪記
尾根筋の道を数分間直登すると、突然視界が開けます。

その先に見えるのは・・・




KDの城館探訪記
思わず「すげー」と声を上げてしまいそうな光景が広がります。城塁が折り重なって見える様は、まさに圧巻。先客がいたので声はあげませんでしたが。車はなかったのに、どこから来たんだろう?




KDの城館探訪記
凄いですね。木はおろか草もほとんど生えていない、まさに現役当時の姿に近い山城。現在でも利用に耐えられそうなほどです。




KDの城館探訪記
到着してまずはじめの場所は、周囲を堀に囲まれた、馬出郭です。

ここまで明瞭なものは、中世城郭では珍しいのではないでしょうか。




KDの城館探訪記
土橋を渡って、二郭(二ノ丸)へ。脇の堀も急峻で、足を踏み入れたら下まで滑り落ちそうです。

ちょうど先客は二ノ丸のあたりでだべっています。




KDの城館探訪記
馬出、土橋を越えたところに広がる二ノ丸。正面、主郭(本丸)への道がスロープ状に続いています。




その②へ


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コメント

1. 本当に珍しい


公園化として確り整備されている感じでは無いのにこれだけ藪化せずに城塁が見えるのって珍しいですね。KDさんのブログは一つ一つのお城を詳しくご紹介いただけるので、見る者の登城意欲をそそります。しかも、上杉群道なる記述を見たからには行かねばです!!お薦めいただいた杉山城も7月中に登城しようと思います。

2. Re:本当に珍しい


>かすさん

そうなんです。人の手が入っているという感じではないんですけれど・・・珍しいお城だと思います。
杉山城!素晴らしいお城ですよ。遺構がない城でも楽しめるかすさんなら、少々くどく感じてしまうかも(笑)

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KD

Author: KD
由緒ある建造物、急峻な山城、遺構の残っていない平地城館、考証無視の模擬天守、すべて等しく探訪対象。一番好きな瞬間は超マイナーな城館で城址碑や標柱を見つけたとき。
© 2010 城館探訪記

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